このページでは、五十六謀星もっちぃが開発した、ブラウザ上で動く無料ホロスコープアプリ、「Prophetess Astrology」の使い方説明のページです。アプリの概略はこちらからお願いします。アプリをお使いになるには、このボタンからアクセスできます。

基本的な使い方

 基本的な使い方はこのページで解説します。なお、利用規約や個人情報の取り扱いについては、このサイトの規定に準じます。

メニューの表示

 画面左上に表示される下図のようなボタンを押すと、メニューが開きます。メニューは階層式になっていますので、必要な機能を探すために順番にアクセスしてください。

出生情報の入力

 最も基本的な操作である出生情報の入力方法を説明します。メニューを開き、「出生情報」>「出生情報の入力」をタップしてください。下図のような入力画面が現れます。

 上から順番に必要な情報を入力してください。「出生情報」の場合は表示名のデフォルト値は「出生図」となっています。これ以外の値にした場合、それも含めた情報をURLで共有することが可能です。日本語を入力すると、URLが長めになることをご了承ください。また、個人情報については十分にお気をつけください。

 時刻の欄を空欄にした場合は正午で計算されます。また、日付の欄に12桁で時刻を連続して記入した場合には、時刻の欄よりも優先されます。

 出生場所を設定するには、「地理情報を変更」ボタンをクリックしてください。

 図のような入力画面が現れますので、一番上のテキストボックスに検索したい地名を入力してください。(この例では、「さっぽろ」と入力されているエリアです)そして「検索」ボタンを押すと、候補となる地名リストが検索されます。上図の例で「札幌市(北海道)」と書かれているセレクトボックスを使って、入力したい地名を選んでください。下部の緯度経度を確認の上、正しければ「入力」ボタンを押して設定完了です。なお、検索は2文字以上からとなっています。三重県の津を入力する際は「津市」と検索してください。

三重円表示にする

 三重円を使う場合には、メニューから「表示するチャートの選択」を選び、表示されるチェックボックスから三重円表示を選択し、「決定」ボタンを押します。選択に成功すると、文字が赤くなり、左の丸にチェックが入ります。

経過図を移動する

 経過時刻の設定は、メニューの「経過日時を設定」>「経過日時の入力」を使うことで、出生図同様に数字で指定することができます。しかし、時期を選ぶ占いをする場合などには、もっとダイナミックに三重円を移動したいものです。そこで、Prophetess Astrologyでは、指定した単位時間ずつチャートを動かす機能を実装しています。メニューの「経過日時を設定」には、「経過を一週間進める」~「経過を一時間戻す」まで、6種類の基本ブロックを用意しています。例えば、個人満月の時間を探す場合などは、1日ずつ動かして大まかな日にちをつかみ、次に1時間ずつ動かして細かな時間を探すのがよいでしょう。さらに細かな、もしくは大きな移動をしたい場合には、「経過の移動時間を指定する」を選択してください。

 上図のような画面が出てきます。一番上のエリアに半角数字を入力し、次のセレクトボックスで単位を選びます。最後に進むか戻るかを選択して「入力」ボタンを押すと、指定したとおりに経過が移動します。

 なお、これらの機能は、出生情報、および相性のための比較相手の出生情報に対しても利用可能です。

シナストリーを使う

 二つの生年月日を比較して相性占星術を行う場合は、まず、相手の出生情報を入力します。メニューから「出生情報」>「比較相手の出生情報を入力」を選択し、「出生情報の入力」と同様にしてデータを入力します。その後、 メニューから「表示するチャートの選択」を選び、 三重円表示に切り替えた際と同様に、「相性二重円表示」もしくは「相性三重円表示(経過図)」を選択します。相性三重円の最外円は経過図になります。

小惑星を表示する

 メニューから「出生情報」>「出生図のオプション」を選択すると、ホロスコープ作成のオプションを選択することができます。相性の相手の出生も同様です。現段階では、いくつかの小惑星を選択することができるだけですが、遠くない未来に様々な設定を可能にしますのでご期待ください。また、「経過日時を設定」>「経過図のオプション」を選択した場合には、進行図の計算方式を選択することができます。

アスペクト表や度数表の表示の切り替え

 複数の円を表示している場合、アスペクト表や度数表には最内円のチャートの情報が表示されます。メニューから「その他の表示設定」>「アスペクト表の選択」もしくは「度数表示の選択」を選択することで、表示内容を任意の円にすることができます。ただし、円に表示されていない要素を選ぶことはできません。

チャートをシェアする

 このアプリの最大の目玉は、URLを発行することで簡単にチャート情報をシェアすることができる点にあります。表示しているホロスコープをSNSでシェアしたり、自分の記録用に残したりするために活用できる機能を紹介します。

URLの発行

 メニューから「このチャートのURLを発行」を選択すると、このチャートの情報にアクセス可能なURLを発行する画面が表示されます。

 選択されて赤くなっている要素を含んだURLが生成されます。初期状態ではすべての要素を含んだURLが生成されています。不必要な要素やシェアしたくない要素をクリックして白い未選択の状態にすることで、その要素を除外したURLが生成されます。出生図だけをシェアしたい場合には、「経過日時と地理情報」のチェックを外すことで、短いURLになります。その場合の経過時刻は、自動的にURLを開いた瞬間の時刻になります。「コピー」ボタンを押すと、クリップボードにRULがコピーされます。また、「QRコード」ボタンを押すと、チャートにアクセス可能なQRコードを発行します。名称に日本語を用いている場合にはURLが長くなります。QRコードが複雑になりすぎて読み込みにくいときは、名称を除外したURLを作るか、名称を半角英数にしてください。

画像をダウンロードする

 表示されているチャートを画像としてダウンロードする機能があります。メニューから「各種機能」>「画像をダウンロード」を選択してください。高画質なホロスコープ画像がダウンロードされます。作成される画像は1.3~2MBほどのデータ量ですが、ダウンロードは、ブラウザ内で作図しますので通信容量は消費しません。また、スマホなどで縦長に表示されている端末からダウンロードした場合にも、PC版と同様の横向きの画像がダウンロードされます。画像を改変しない限り、再配布等は自由ですが、基本的にはリンクをシェアする形で共有していただけるとうれしく思います。

ホロスコープを印刷する

 メニューから「各種機能」>「ホロスコープをプリント」を選択していただくとブラウザの印刷機能を呼び出しホロスコープをプリントすることができます。この際の画像サイズなどの設定は、ブラウザに依存します。こだわりサイズできれいに印刷したい場合は、これを使わず、ダウンロードした画像をプリントしてください。その方がきれいに印刷できます。こちらの機能はあくまでもお手軽版とお考えください。

占星術の技法

 Prophetess Astrologyが実装している占星術の技法について解説します。

天体のバランス

 メニューから「占星術メソッド」>「天体のバランス情報」をクリックすると、天体のバランスを表示することができます。表示内容は、エレメント、クウォリティ、ポラロティの三種類です。冥王星までの十大感受点と、図面に表示しているすべての感受点の二つが表示されます。

ディグニティ

 メニューから「占星術メソッド」>「天体のディグニティ」を選択すると、可視天体についてのエッセンシャルディグニティが表示されます。下部のチェックボックスによって、ペリグリンによる-5点の有無、ミューチャルレセプションによる救済の有無を切り替えることができます。赤くなっているときが有効です。トリプリシティやタームの計算テーブルについては、トレミーのそれと、エジプシャンシステムを切り替えることが可能です。なお、この機能の作成に際しては、ラクシュミー先生、いけだ笑み先生から多大なアドバイスを頂戴しました。

今後の展開

 Prophetess Astrologyのメニューの中には、*で始まるものがいくつかあると思います。これらのメニューは、これら実装を予定している機能です。このような形で表示されているものは、現段階で製作する意思がほとんど固まっているものですが、それ以外にも実装したい機能はたくさんあります。このブログのコンタクトフォームやSNSなどからリクエストを受け付けております。このページの最後に、これからの大きな展望を伝えたいと思います。

アスペクトオプションのマニアックな拡張

 このソフトのバックエンドには、五十六謀星もっちぃがすでに何年も使っている自分専用の占星術ソフトがあります。デスクトップ版のソフトでは、非常にマニアックなアスペクトの実装が行われています。接近と離反の区別はもちろん、天体とアスペクトごとに細かな設定を付与することができます。例えば、太陽のコンジャンクションだけはオーブを他より広くとるなどといった細かな指定が可能です。こうしたアスペクトの設定を個別のオーダーに応じて作成するマイアスペクト設定のサービスを予定していますのでご期待ください。

マニアックな小惑星の実装

 技術的には、現在名前がついているすべての小惑星についてホロスコープ上に表示することが可能です。記号の問題やニーズの問題がありますので、様子を見て対応したいと思いますが、最終的にはかなり多くの小惑星に対応することを見込んでいます。

占いカルテと連携したデータベースサービス

 遠くない未来に、プロの占い師にとって欠かすことのできない占断の記録サービスを展開予定です。こちらは有料サービスとする予定ですが、出生データと連動したカルテをクラウド上のデータベースに保存し、このホロスコープサービスや、他の占いサービスと連携することを予定しています。