占い師の年収はいくら? 現役の占い講師がリアルな収入事情を解説

この記事のポイント: 占い師の年収は大きく三極化しています。独学で始めた層は月収10万円未満が多く、体系的に学んで本業として取り組む層は年収300〜500万円が平均的な水準です。さらに上は青天井で、年収1,000万円を超える占い師も珍しくありません。現役の占い師・占い講師として250人以上を指導してきた五十六謀星もっちぃが、業態別の収入モデルから「稼げる占い師」の条件まで、リアルな数字をもとに解説します。


占い師の年収が気になっている方に向けて、現役の占い師・占い講師である五十六謀星もっちぃが、リアルな収入事情を解説します。

占い師の年収はいくら?

ネットで「占い師 年収」と検索すると、「平均年収200万円」「平均300万円」「いや500万円」と、情報源によって数字がバラバラです。これは占い師の収入構造が一般的な会社員とはまったく異なるためで、単純な「平均値」では実態を捉えられません。

この記事では、私自身の経験と、講座で指導してきた多くの占い師さんたちの実例をもとに、占い師の収入の現実をお伝えします。


占い師の年収は「三極化」している

占い師の年収は、大きく3つの層に分かれています。

第1層: 月収10万円未満(最も多い)

独学で占いを始め、とりあえず出品してみた、という占い師さんの多くがこの層に該当します。

この層の方々に共通しているのは、待機時間が圧倒的に足りないということです。稼げないから待機しない、待機しないから稼げない、という悪循環に陥っています。

もう一つの原因は、難しいお客様への対応ができないことです。苦手なお客様に当たると精神的に萎縮してしまい、待機を避けるようになります。結果として稼働時間が減り、収入も伸びません。

とはいえ、この層にいる方が「才能がない」わけではありません。多くの場合、正しい方法で学び直すことで状況は大きく変わります。

第2層: 年収300〜500万円(本業として成立するライン)

体系的に占いを学び、本業として真剣に取り組んでいる占い師さんの平均的な水準がこのあたりです。

この層の占い師さんに共通するのは、一つの業態に固執せず、複数の方法で稼いでいるということです。たとえば、昼は対面サロンで鑑定し、夜は自宅から電話占いやチャット占いを行うといったスタイルです。自分のサロンを持っている占い師さんでも、サロンは24時間開けるわけにはいきませんし、セキュリティの問題もあります。だから自宅に帰ってから電話やチャットで稼働時間を確保しているのです。

対面鑑定だけで年収を安定させるのは実は難しく、電話やチャットを組み合わせて「稼げる時間帯」を最大化するのが、この層に到達する現実的な方法です。

第3層: 年収1,000万円超(青天井)

年収1,000万円を超える占い師には、いくつかの共通点があります。

  1. 難しいお客様を上手にさばける — 普通の占い師が敬遠するような難しいお客様をきちんと鑑定でき、むしろ信頼を勝ち取る力を持っています
  2. 集客チャネルが多い — 個人での集客と占い会社への所属を掛け持ちし、仕事の入口を複数確保しています
  3. 講座やスクールを運営している — 鑑定収入だけでなく、教える側の収入源も持っています
  4. コンテンツを持っている — ブログ、YouTube、書籍など、自分の名前で発信する資産を築いています

つまり、「鑑定だけ」で年収1,000万円に到達するのではなく、鑑定を核にしながら収入の柱を複数持つのがこの層の特徴です。


業態別の収入モデル

占い師の収入は、どの業態を選ぶかによって大きく変わります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

電話占い

電話占いは、占い師にとって最もメジャーな在宅ワークの形態です。

占い師の報酬は、お客様が支払う売価の15〜25%が相場です。 たとえば、お客様が1分300円を支払っている場合、占い師の手元に入るのは45〜75円程度ということになります。

「取り分が少なすぎないか?」と思われるかもしれませんが、残りの75〜85%は広告費・システム運営費・カスタマーサポート費用などに使われています。電話占いは占い師一人のプレーではなく、運営チーム・マーケティングチームとのチームプレイの仕事なのです。

新人の占い師さんは、1分あたり30〜60円からスタートするのが一般的です。人気が出て指名が増えてくると1分100円を超える場合もあります。

稼働スタイル月の稼働時間月収の目安
副業(週3〜4日、夜2〜3時間)約30〜50時間3〜10万円
本業(週5〜6日、1日5〜6時間)約100〜150時間15〜40万円
トップクラス150時間以上50〜70万円以上

チャット占い

チャット占いには「時間課金型」と「文字数課金型」の2つの方式があり、この違いが収入の上限を大きく左右します。

時間課金型は電話占いと同じ考え方で、鑑定の接続時間に応じた報酬です。一方、文字数課金型では送信した文字数に応じて報酬が発生します。

文字数課金型の最大の強みは「並列プレイ」ができることです。複数のお客様に同時に返信を書けるため、1時間あたりの報酬の上限を突破できます。並列で最大7人程度を同時にさばく占い師もいますが、これは超人レベルのスキルです。

稼働スタイル課金方式月収の目安
副業・1人ずつ鑑定時間/文字数5〜10万円
本業・1人ずつ鑑定時間/文字数20〜40万円
本業・並列プレイ文字数50万円前後(ストップラインの目安)
本業・高スキル並列文字数100〜250万円

チャット占いの詳しい仕組みや収入モデルは、チャット占いで稼ぐには?で詳しく解説しています。

対面鑑定

対面鑑定の相場は、30分で6,000円、1時間で12,000円程度が一般的な水準です。

対面鑑定の難しさは、場所と時間の制約があることです。サロンの家賃、移動時間、予約の空き時間などを考えると、対面だけで安定した年収を維持するのは簡単ではありません。

個人で対面鑑定を始める場合は、まずは占い会社への所属やマルシェ・イベントへの出店から始めるのがおすすめです。 私自身、占い師としてのキャリアはイベント出店から始まりました。自分で集客する必要がなく、お客様と直接向き合う経験を積めるのが最大のメリットです。

稼働スタイル月の稼動日数月収の目安
副業(週末のみ)月4〜8日3〜8万円
本業(サロン運営)月15〜20日15〜30万円

メール占い

メール占いの相場は、1通あたり2,000〜5,000円です。人気の占い師になると1通5,000円以上の設定も珍しくありません。

メール占いはリアルタイムの対応が不要なため、空いた時間にコツコツ取り組める点がメリットです。ただし、1通あたりに丁寧な文章を書く必要があるため、時間あたりの単価は電話占いよりも低くなりがちです。メインの収入源というよりは、電話やチャットと組み合わせて活用するのが現実的です。


私の場合 — 19歳デビューから月収70万円まで

私は19歳で占い師としてデビューしました。当時は「35歳以上」という年齢制限を設けている会社もあったくらいで、若すぎて信頼されないという壁にぶつかりました。

デビュー直後の収入は微々たるものでした。しかし、とにかく待機し続け、お客様がいない時間は本を読んで勉強し、地道に実力と実績を積み重ねていきました。

月収70万円に到達したのは20代後半のことです。ただし、私はかなり遠回りをしたと思っています。独学で手探りの時間が長かったからです。今は学べる環境が整っているので、正しい方向に努力すれば、もっと短い期間で成果を出すことは十分に可能です。

私の講座の卒業生さんの中には、副業で月10〜15万円を安定的に稼いでいる方が多くいます。ただし、全員がすぐにそこまで到達するわけではなく、月10万円を安定して超えるまでに半年程度かかるのが平均的なペースです。


占い師の収入は「昔より稼ぎやすくなっている」

占い業界に長くいて感じるのは、デビュー直後から比較的稼ぎやすくなっているということです。

昔は3万円稼ぐのも大変でした。しかし今は、ココナラやMOSHのようなプラットフォームが充実し、SNSで個人が発信できる環境も整っています。参入障壁が下がり、初期の稼ぎやすさは確実に向上しています。

一方で、参入障壁が下がった分だけライバルも増えているのは事実です。だからこそ、「なんとなく始める」のではなく、しっかりとした技術と戦略を持ってスタートすることが、以前にも増して重要になっています。


占い師が年収を上げるために必要なこと

最後に、収入を伸ばすために大切なポイントをまとめます。

待機時間を確保する

当たり前のようですが、これが最も重要です。稼げない占い師さんは、そもそも待機していません。待機しなければお客様とつながる機会はゼロです。特に電話占いやチャット占いでは、まとまった待機時間を確保する習慣が収入に直結します。

複数の業態を組み合わせる

対面だけ、電話だけ、と一つの業態にこだわるのではなく、時間帯や状況に応じて複数の方法を使い分けることが大切です。昼は対面、夜は電話やチャットという形で、稼げる時間帯を最大化してください。

難しいお客様への対応力を磨く

苦手なお客様を避け続けると、結局は稼働時間の低下につながります。難しいお客様を上手にさばけるようになることは、収入アップに直結するスキルです。

収入の柱を増やす

長期的に年収を伸ばしていくためには、鑑定収入だけに頼らず、講座の運営、コンテンツの発信、複数のプラットフォームでの活動など、収入の入口を増やしていくことが有効です。


まとめ

占い師の年収は、本人の取り組み方次第で大きく変わります。

年収の目安特徴
第1層月収10万円未満独学、待機不足、副業レベル
第2層年収300〜500万円本業、複数業態の掛け持ち
第3層年収1,000万円以上多角的な収入源、高い対応力

「占い師は稼げない」という声もありますが、それは正しい努力の方法を知らないまま始めた場合の話です。正しく学び、十分な待機時間を確保し、お客様に真剣に向き合っていれば、占い師は十分に食べていける職業です。

占い師としてのキャリアの始め方について詳しく知りたい方は、占い師になるには?をご覧ください。


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よくある質問

Q. 占い師だけで生活できますか?

はい。本業として真剣に取り組めば、年収300〜500万円の水準は十分に目指せます。ただし、一つの業態だけに頼るのではなく、電話・チャット・対面などを組み合わせて稼働時間を最大化することが現実的な道筋です。

Q. 未経験から占い師になってどのくらいで稼げるようになりますか?

私の講座の卒業生さんの場合、月10万円を安定して超えるまでに半年程度が平均的なペースです。デビューだけなら最短2ヶ月程度でできますが、安定した収入を得るまでには継続的な努力が必要です。

Q. 電話占い会社に所属すると、取り分が少なくないですか?

占い師の報酬は売価の15〜25%が相場で、数字だけ見ると少なく感じます。しかし、残りは広告費・運営費・システム費に充てられており、占い師が自分で集客やシステム構築をする場合のコストを考えると、特にキャリアの初期段階では合理的な仕組みです。

Q. 副業でも占い師はできますか?

はい。電話占いやチャット占いは自宅ででき、自分の都合に合わせた時間帯に待機できるため、副業との相性が非常に良いです。副業で月3〜10万円が現実的なラインで、実績を積んで本業に転身する方もいます。


五十六謀星もっちぃ

10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。老舗の占い館の史上最年少占い師などを経て、現在は占い師養成講座を主催。延べ5万人を鑑定。占い師の採用試験の実技審査員を400件以上担当。テレビや雑誌などメディア出演多数。著書に『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)がある。

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