占いの世界とスピリチュアルな世界については、根本的には全く別物であると考えて間違いないと思います。しかしながら、それぞれを求めているお客様は部分的に重なっていることも珍しくありません。占いのお客様であっても、スピリチュアルな世界に興味を持っている人がいる以上、場合によっては鑑定の話の中でスピリチュアルの基本ワードが出てくることはあるものです。今回はそんなスピリチュアルワードの一つ、「ライトワーカー」という概念について紹介いたします。
ライトワーカーとは何なのか
ライトワーカーのライトとは、light、すなわち光を指しています。直訳すると「光の仕事人」という意味になります。このライトワーカーとはどのような仕事をする人のことなのか、まずはその語義に迫ってみましょう。
スピリチュアルな世界の架け橋になる人
ライトワーカーとは、一言で表現するならば、人々を不安や恐怖の呪縛から解放する人々のことです。スピリチュアルな世界の様々な概念を伝承し、精神世界の救いの技術を使って人々を救済する使命を与えられた人々こそがライトワーカーなのです。「光の仕事」とは、通常の世界とスピリチュアルな世界との架け橋となる仕事のことです。
生まれた段階で持っている使命である
ライトワーカーというのは、占い師のように、人生の途中で思い立って勉強を始めて、なろうと思ってなれるものではないようです。ライトワーカーは生まれてくる段階で、自らその使命を背負うことを決めて地上に降り立つのです。いわば宇宙からの使者のような存在であると考えられます。
ツインソウルに巡り会うことで覚醒する
誕生の前に、自ら覚悟をしてライトワーカーとしての人生を歩もうとした彼らも、人として地球に生まれ落ちた段階では、すでにそのことを忘れてしまっているそうです。そこで、ライトワーカーであることを思い出すという作業が必要になります。しばしば、ツインソウルに巡り会うことでライトワーカーであるという使命を再確認して覚醒することができるそうです。
ライトワーカーの特徴リスト
こうしたスピリチュアルな世界の大権威であるドリーン・バーチュ氏のサイトに、ライトワーカーの特徴リストがありましたので引用します。これに当てはまる人は、実はライトワーカーとしての指名を背負って生まれてきているのかもしれないそうです。
人を癒すのが自分の使命だと感じている。
世界の社会問題や環境問題を解決したいと思っている。
どんな状況もスピリチュアルな方法で解決できると信じている。
霊的な予感や、天使との遭遇といった神秘体験を持っている。
自分は神のように完璧であるという認識をそこなわせるような過酷な人生に耐えてきている。
世界を癒すための第一段階として、自分の人生を癒したいと思っている。
ライトワーカーが持つ癒しの力|ドリーン・バーチュー日本語公式サイトより
ライトワーカーはとても敏感
ドリーン・バーチュ氏は『エンジェルセラピーハンドブック』の中で、ライトワーカーは本質的に敏感で、たまたま足を踏み入れた部屋のエネルギーを受け入れてしまうとも書いています。化学物質や汚染部室などのネガティブなものや、天使などのポジティブなものに対しても鋭敏に反応する力があります。その敏感さによって、命を救うこともできるとドリーン氏は言います。
ライトワーカーの分類三タイプ
人々を不安から解き放つライトワーカーには、実は三つのタイプがあります。それぞれ与えられている役割や仕事の仕方が異なっているそうです。
ヒーラータイプ
最もわかりやすいのがこのヒーラータイプです。苦しんでいる人から、怒りや憎しみなどのネガティブな感情を取り除く力を持っている人とされています。直接に人を癒やす能力や空間を持っているライトワーカーがこのタイプに分類されます。職業としていわゆるヒーラーを生業にしている人も中にはいますが、本物のライトワーカーは他の仕事に就いていることが多く、看護や福祉の世界で活躍している場合があるとのことです。
メッセンジャータイプ
文章や音楽、その他の芸術的な表現を使って人々に癒やしを与えるライトワーカーは、メッセンジャータイプに分類されます。この種の人たちは、現世ではかなり過酷な環境を生き抜いていることが多く、そうした経験から一部の人の心に深く届き突き刺さるアートを作り出している例が見られるそうです。
トランスミュータータイプ
トランスミュートという語には「変成させる」という意味があります。このタイプのライトワーカーはネガティブなエネルギーをポジティブなものに変化させる能力を持って、人々や社会を癒やしてくれるそうです。その変換作業は、何ら苦しみを伴うようなものではなく、生来のポジティブさによって楽しく気楽に次々と明るいエネルギーを生み出すという特徴があります。