占い師になるには霊感は必要なのか

 占い師といえば、霊感や霊視によって未来を見渡すことができる特殊な能力を持っている人という印象があるかもしれません。しかし、一般によく知られているタロット占いや占星術、手相などといった占いには、持って生まれた霊能力は必要ありません。ここでは、占い師になるには霊感が必要なのか、占い業界における霊感の立ち位置を考えてみたいと思います。

占い師になるには霊感が必要か

占いの勉強が一番大切

占い師の募集要項に霊感必須とは書かれていない

 究極のところ、占い師になるために霊感が必要不可欠な要素であるということはありません。実際に占い師の求人を出している電話占いサイトや占い館の募集要項において、霊感を持っていることが必須条件になっている例はほとんどないのです。

 霊感というものは、そもそもその強さを測定するすべもありません。ある占い師が優れた占い師であるかどうかを判断する材料として霊能力の強弱を図ることができない以上、霊感の有無によって占い師が本物か偽物かを判断することはできないのです。

霊能力であっても占術であってもとにかく当たるなら同じ

 では、占い師の採用において何が求められるかといえば、占いが当たることなのです。現状を理解して未来がどうなるかを言い当てることができるならば、その的中のモトが霊感であろうとタロット占いであろうと、それは同じです。

 これはお客様から見ても同様といえます。実際に占いを利用しない外野の人は占い師に霊能力があることを求めたがる傾向がありますが、本当に切実な悩みの解決を占いに求めるお客様は、そんなことは気にしません。正しい答えを出してくれることのみを期待しているわけです。

占い師になる方法の基本は占術の学習

 霊感による占いは、持って生まれたその能力が確かであるなら素晴らしい的中を発揮するでしょう。しかしながら、霊感を後天的に鍛えて強くすることは簡単ではないようです。実際、多くの霊能者のプロフィールを分析すると、霊能者の家系に生まれたパターンと生死をさまようような事故にあって開眼したパターンがほとんどです。これらは意識して頑張るような霊感の鍛え方とはいえません。

 対してタロット占いや手相占いといった伝統的な占術は、すべて後天的な学習で身につけることができます。霊感を持っていなくても、これらの占術を必要とされる水準まで勉強することで、十分に占い師になる資格を得ることができるのです。

霊感が強みになる場面

 占い師になるには、持って生まれた霊感が武器になることは確かです。占い師を仕事にする上で霊感を持っていることが強みになる場面を紹介します。

前世などのスピリチュアルな世界の話

 前世や来世の話、持って生まれた宿命的なもの、宇宙から与えられた使命などといったスピリチュアルな世界の話を占いに取り入れる場合には、霊感を持っていることが武器になります。どうしても普通の占いではテーマにしにくい話題というものはあります。特殊な能力である霊感に立脚して、その人独自の占い世界を展開することは、個性的な占い師になるために大いに役立つでしょう。

霊感タロットなどの複合技

 先ほど、タロット占いをするために霊感は必要ではないと書きましたが、厳密には賛否両論があります。詳しいことは今度別項で記載しますが、タロットに出ていることを解読する際に、少なからず霊感が働いている、あるいは霊感があればより強い解読ができるという考え方をする場合があるのは確かです。

 霊感を使ってタロットを読み取ることを、特に霊感タロットと呼ぶことがあります。これはある意味では霊感と占術の複合技といえるでしょう。タロットカードを使うことによって自らの潜在的な霊感を高めることができるという考え方をする人もいます。そのような事情から、得意占術として単独での霊感占いを表記していなくても、霊感タロットを得意占術にしている占い師さんは多数存在します。

電話占いやアプリにおける表記

 電話占いにおいては、霊感占いを表記することがとても大きな意味を持っています。どういうわけか対面鑑定以上に霊感や霊視の需要は高いようです。電話占いやメール鑑定においては、霊能力の高さを示すことそのものが占い師としての評価につながりやすく、かなり有利に働くことは確かといえます。

霊感を前面に出すと損な部分

 占い師になるために、霊感を持っていることが損になる場面などは考えにくいことかもしれませんが、実は意外と霊感に頼って仕事をすることのデメリットも多いのです。

すべてが当たって当然になる

 霊感を前面に押し出すことでの最大のデメリットは、当たることが当然になることかもしれません。実際には、霊感で感じ取ったことを伝える際に、解釈の誤りや伝え方の誤謬が生じることもあり得ることです。しかし、お客様はそんな風には考えていない場合もあります。 霊感というからにはすべてが的中して当然で、外れがあれば霊感があることを疑われてしまうという極めて厳しい状況に立つことになってしまうリスクがあるのです。

当たることのみが霊感の信用

 霊感の的中率への期待が通常の占術以上であることだけでも大変ですが、霊感を前面に出す占い師には状況説明をしないというお客様もいます。それは特に、新規のお客様に多い傾向です。占い師の力を完全に信用するために、どの程度のことまでわかるかを試したくなるわけです。

 伝統的な占術を勉強している占い師の場合は、占術そのものの的中率を通じてある程度の信頼を得ることができます。対して霊感占いの場合は、特徴も精度も占い師次第です。それ故に信用を得るためには、まず力を示さなければならないという厳しさがついて回ります。

調子や自分の価値観に左右されやすい

 これは昔からよく言われていることですが、霊感による占いは調子による影響を受けやすいとされています。いつでも同じ理論で占いができるわけではないので、調子が悪いときにはとことん当たらないということもあるのです。そんなときのために、いつでも同じ精度で占いができる占星術などの占いを併用している霊感系の占い師もたくさんいます。

 また、例えば易のような占いが最もわかりやすいのですが、伝統的な占術には占いそのものが持つ価値観があります。それがお客様と占い師のそれぞれの価値観の架け橋となって、ほどよく客観的な占いをすることができます。霊能力だけに頼った占いの場合には、その架け橋となるべき中立性が薄くなり、占い師の価値観が出過ぎた占いになるリスクがあります。

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