在宅でも子育て中でも介護中でも実現できる仕事として、占い師という生き方は最近注目度を高めています。このページでは、占いを全く未経験の状態から占い師になるには、どのような道順を歩めばよいか、丁寧に解説をしていきたいと思います。
ステップ1 占い師になりたいと思ったら考えるべきこと
占い師になりたいと思ったらまず考えるべきことを順番にご紹介します。
学ぶべき占いの検討
占い師になるには、当然占いのスキルが必要不可欠です。どこかの会社に所属して見習いとして学ぶというようなものではなく、占いのスキルは自分自身で身につける必要があります。
世の中には西洋占星術や四柱推命、タロット占い・手相占いなど、様々な占いがあります。
その中で、自分に合っているのはどんな占いなのかをしっかり考えましょう。
具体的には、計算が得意で論理的な思考をするのが好きな人は、四柱推命や占星術などの生年月日の占いを中心にするとよいでしょう。
直感重視でイメージ力に自信がある人は、タロット占いを主軸になさるのをおすすめします。
本来は命卜相といって、生年月日の占いと、カードなどを使った偶然性の占い、そして手相などの形を見る占いの3種類を最低一つずつ学ぶことが必要といわれてきました。私も昔はそう信じていましたが、近年の占い市場を見る限り、そこまでの占術の知識は求められなくなってきています。
それよりもむしろ、占い師としてどのように人と向き合うか、お客様の悩みのどこにスポットを当てるべきかを考えることが重視されるようになっています。
占術や自分に合った学び方を検討
どの占いを学びたいかがが明確になったら、次にそれをどのように学ぶかを考える必要があります。
まずは本などを読んで独学で学ぶか、スクール等で講師に習うかの選択です。
たくさんの本を読んで自分の頭であれこれとまとめるのが得意な人は、独学でも占術をマスターすることはできるでしょう。どうしてもお金をかけずに学びたい場合は、図書館で本を読んでください。占いのプロとして活動するには、少なくとも素人とは違う知識を身につける必要があります。それがマナーです。
また、選んだ占術によっては、独学でマスターするのが厳しいものもあります。東洋の占いなどは、秘伝・秘技が多く、数千円程度の本ではその真理を学ぶことはできません。
もちろん、西洋の占いについても、詳しい極意は本で学ぶことができない部分もあります。書籍は通常、大部でも300ページ程度に収めて情報を集約するものです。商業出版は編集者と話し合い、読みやすいように情報を集約して作成するものです。その分読みやすいですが、さらに深く学びたい場合は本の著者に直接習うのがよいでしょう。
独学の限界を感じたとき、もしくは専門家から確かな知識を効率よく学びたいと思ったときには有料の講座で学ぶのがよいでしょう。
費用の概算を考える
独学だけで何らかの占いを学ぶとしたら、プロになるには最低でも一つの占術について5冊は読む必要があるでしょう。そのほか、心理学や経営に関する書籍などをしっかり読み込むとして10冊程度は必要になります。それだけ読んでも総額は2万円にも満たないでしょう。
スクールで学ぶ場合は、学校の授業の内容にもよりますが、10万円から80万円程度と幅があります。高いところが必ずしもよいというわけではありませんが、高度な知識を持った専門家がマンツーマンでレッスンをする場合は自然と値段が高くなります。
一口にスクールといっても、占いの技術だけを学ぶ講座と、占い師として売れるための方法までセットで学べる講座があります。前者はたくさんありますが、タロットや占星術の知識だけをマスターしたからといって、占いで生計がたつわけではありません。近代の占い業界では、占いの結果をどう伝えるかの方が重要になっているからです。
安さだけを売りにした講座では、他人が書いた本の内容を読み上げているだけという場合もあります。もちろん、それだって本を読むよりは学べることが多いですが、筆者は感心しません。筆者は、中途半端な講座を受講するくらいなら独学の方がずっとよいです。
時間の計画
必要な費用が見えてきたら、それを元に学習の計画を立ててください。
現在、占いに費やす時間が十分にとれている状況であるなら問題ありませんが、そうでない場合は、本業とのバランスの中で、スケジュールをしっかり組んでいく必要があります。
占いをゼロから始める場合、独学であれば1年~2年程度はかかるでしょう。講座を受講する場合は、そのカリキュラムにもよりますが、3ヶ月~1年程度でデビューすることができます。
学び方 | 学べる内容 | 学習期間 | 費用 |
本で独学 | タロットや占星術などの占いの技術 | 1年~2年 | 2万円 |
占いスクールで占術を学ぶ | タロットや占星術や東洋の占いなどの技術 | 1年くらい | 10~40万円 |
本格講師のマンツーマンレッスン | 占いの技術のほか、話し方や稼ぎ方などすべて | 3ヶ月~1年 | 30~80万円 |
学習を終えて占い師としてデビューする際には、副業であっても月に60時間程度は確保できていることが望ましいと考えています。せっかく学習しても、占い師として活動する時間が確保できなければうまくいきませんので、将来を見据えて仕事の調整をしておきましょう。
ステップ2 ひたすら練習
占いの技術を計画的にマスターしたら、次はその技術をプロとして通用する水準まで高めるために練習するステップが必要です。
友人や家族を占う
一番わかりやすいのは知り合いを占う練習です。ご家族の前で占い師の雰囲気を出して話すのはこっぱずかしいと思いますが、それでもやった方がいいレッスンです。筆者は学生時代に占い師になったので、たくさんの女子を相手占いをしてニコニコと練習しました。
SNSで無料で集める
すでに知っている人を占う練習がある程度できたら、全く知らない人を占うという練習もしましょう。実際のプロの現場では、初回は初めましての状態から占うことになります。その経験が全くない状態でプロデビューするのはかなり危険です。
プロの添削を受ける
占いの専門家以外の人を相手に占いを練習すれば、占いに慣れることはできます。しかし、自分の占いのどこがよくてどこが悪いかを的確に理解することはできません。友人を占ったとして、その友人が「あなたのしゃべり方では占いが当たっているようには聞こえない」などと言ってくれることはあまりないと思います。
ある程度、占いの技能をマスターした後には、プロの占い師や専門性の高い講師による添削レッスンを受けることが非常に効果的です。人気占い師に、「自分ならここでこう言う!」という占いのやり方を直接アドバイスしてもらうことで、実力は一気に高まるでしょう。
ステップ3 デビュー先の選定
実際に人を占うことにもなれて自信がついたら、今度はいよいよデビュー先の選定です。
いきなり独立開業する
占いの技術を学んだら、自分でサイトを立ち上げていきなり集客をして独立開業するという手段もあります。これでもある程度の集客をしている人はいます。しかし、占い師としての仕事とは全く別の、マーケターとしての才能が必要になります。
最初からの独立開業を目指す人には、占いで開業する方法を示した記事もありますので、参考にしてください。
所属登録する会社を選ぶ
基本的には、すでに存在しているどこかの占い会社に所属することをおすすめしています。
自分自身でマーケティングを学ばなくとも、オーディションに受かりさえすればプロの占い師としてお客様を斡旋してもらうことができます。なお、このオーディションに合格しないようでは、自分で集客できたとしてもお客様を満足させる技術がついていないということを意味します。自分自身の実力を確認するベンチマークとしての意味もありますので、1社くらいは所属してもよいと思います。
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