この記事のポイント: 占いのリピート率は業界平均で約28%。しかし、正しいアプローチを知っている占い師は、新規を断るほどリピーターを抱えています。延べ5万人の鑑定と250人以上の占い師育成の経験から、リピーターがつく占い師とつかない占い師の「決定的な違い」を解説します。

占い師として安定して活動を続けていくために、リピーターの存在は欠かせません。
新規のお客様を集め続けるのは大変です。広告にお金をかけるか、SNSで毎日発信し続けるか、プラットフォームの新着枠に頼るか。いずれにしても、新規集客だけに頼り続ける限り、いつまでも不安定な状態から抜け出せません。
一方で、リピーターがしっかりついている占い師は、安定した収入が確保されている上に、新規のお客様に対しても余裕を持って接することができます。その余裕がさらに良い鑑定につながり、またリピーターが増える。好循環が生まれるのです。
この数字、長年プロでやっている人からすると「???」だと思います。
そう、低すぎるんです。この数字が平均とすれば、半分以上の占い師が十分な売り上げを出していない可能性が匂ってきます。
では、リピーターがつく占い師と、つかない占い師の間には、どんな違いがあるのでしょうか。
リピート率の現実 — 業界平均は28%
リピート率の話をする前に、業界全体の数字を確認しておきましょう。
PR TIMESが公開した400人規模のアンケート調査によると、占いのリピート率は約28%です。さらに、首都圏の対面鑑定に限れば、リピート率は1〜5%程度というデータもあります(Newscast調査)。
つまり、何も工夫しなければ、10人のお客様のうち7〜9人は二度と来ないということです。
この数字を見て「占いはそういうものだ」と諦めるか、「では何を変えればリピーターがつくのか」と考えるかで、占い師としてのキャリアは大きく変わります。
リピーターがつく占い師の決定的な特徴
「真実を伝えられるのに、ネガティブに聞こえない」人
これが、リピーターがつく占い師の最も本質的な特徴です。
占いでは、お客様にとって厳しい結果が出ることは珍しくありません。恋愛の相談で「この恋はうまくいかない」と出ることもありますし、仕事の相談で「今は動くべきではない」と出ることもあります。
このとき、ただ「ダメです」と突きつけるだけの占い師のもとに、お客様は戻ってきません。かといって、お客様が聞きたそうな答えに寄せてしまう占い師にも、信頼は生まれません。
ここで一つ、例え話をさせてください。
ビュッフェで常軌を逸した食べ方をしているお客さんがいたとしましょう。そこで店員が「常識の範囲内でお願いします」と言ったら、お客さんは怒るでしょう。でも、「参りました、もう勘弁してください」と言われたら、むしろ喜ぶはずです。
伝えている事実は同じなのに、表現の仕方で受け取り方がまるで変わる。占いも同じです。厳しい結論を伝えているのに、お客様が明るい気持ちで帰れる。そういう表現ができる占い師のもとに、人は何度も足を運ぶのです。
リピーターを増やすための5つの実践
1. 結論を出す — これがリピートの大前提
「あなたの思うように進みなさい」— 一見やさしい言葉ですが、占いとしては何もしていないのと同じです。
実は、占い師に対するクレームで最も多いのが「結論を出してもらえなかった」というものです。お客様は答えがほしくて占い師に相談しているのに、曖昧な一般論で終わらせてしまう。これでは「もう一度この人に相談しよう」とは思えません。
結論を出すのは怖いことです。外れるかもしれない。お客様を傷つけるかもしれない。しかし、結論を出せない占いは、結論を出して外れる占いよりもはるかに信頼されません。
むしろ、占いが外れることを恐れすぎると、一般論の恥ずかしい占いしかできなくなります。踏み込んだ結論を出す占い師こそが、リピーターに選ばれるのです。
2. 芯を持つ — お客様に迎合しない
クレームで2番目に多いパターンが「相談者の話におもねって占いの結果が変わる」ことです。
お客様が「彼は私のことが好きですよね?」と聞いてきたとき、占いの結果がそうでなくても、お客様の反応を見て答えを修正してしまう。これは一時的にはお客様を安心させますが、結果として「この占い師は信用できない」という印象を残します。
リピーターがつく占い師は、占いの結果に芯があります。お客様の顔色を見て答えを変えない。その一貫性こそが、信頼の土台です。
3. アフターメッセージを丁寧に送る
鑑定が終わった後のフォローは、リピート率に直結します。
鑑定後に「本日はありがとうございました」というメッセージを送る占い師は多いですが、それだけでは他の占い師と差がつきません。大切なのは、鑑定の内容を踏まえた、その人だけに向けたメッセージを送ることです。
「今日のご相談の件、○○が気になっていらっしゃるようでしたが、きっと良い方向に進むと思います」— こうした一言が、「この占い師は私のことをちゃんと見てくれている」という実感につながります。
とにかく丁寧に。何に悩んでいるかを一生懸命に考えて、その人のためだけの言葉を届ける。地味な作業ですが、これがリピーターを生む最も確実な方法です。
4. 苦手なお客様との向き合い方を変える
リピート率が劇的に改善するきっかけとして、意外に多いのが「苦手だと思うお客様との接し方を工夫した」というケースです。
占い師も人間ですから、相性の合わないお客様はいます。話が噛み合わない人、攻撃的な態度を取る人、質問に答えてくれない人。こうしたお客様に対して内心で苦手意識を持っていると、それは鑑定の質に如実に表れます。
しかし、苦手なお客様こそ「この人は何を求めてここに来ているのか」を深く考えるチャンスです。苦手意識の裏には、多くの場合、相手を理解しきれていないという事実が隠れています。そこに踏み込むことで、鑑定の幅が広がり、結果的にリピーターの層も厚くなります。
5. 知識の深さがリピートにつながる
お客様がリピートする理由の一つに、「この占い師はどんな質問をしても答えてくれる」という安心感があります。
この安心感の土台になるのは、占い師の知識の深さです。
私は現役時代、待機中にお客様がいなければ本を読むようにしていました。一見すると仕事とは無関係に見えるかもしれませんが、幅広い知識が鑑定の引き出しを増やし、お客様の多様な相談に対応できる力になります。読書に費やした時間は、間違いなく売り上げに反映されていました。
リピーターがつかない占い師の3つの特徴
逆に、リピーターがつかない占い師には共通した特徴があります。
1. 結論を出さず、一般論で終わる
前述の通り、最も致命的なパターンです。「自分を信じて頑張りましょう」「良い方向に向かっています」のような一般的な言葉では、お客様は「わざわざお金を払った意味がない」と感じます。
2. お客様の状況に踏み込まない
生年月日を聞いただけで、教科書に書いてある通りの解釈をペラペラと話し始める占い師がいます。これは何の注文もされていないのに、料理屋が勝手にうな重の特盛を持ってくるようなものです。
お客様が何を知りたいのかを確認し、その人の状況に合わせた答えを出す。これができなければ、どんなに占いの知識が豊富でも、リピーターにはつながりません。
3. 鑑定後のフォローがない
鑑定が終わった瞬間にお客様との関係が切れてしまう占い師は、リピーターがつきにくいです。前述のアフターメッセージに限らず、お客様が「また相談したい」と思ったときにすぐ連絡できる導線を用意しておくことも大切です。
まとめ — リピーターは「技術」で増やせる
リピーターがつくかどうかは、生まれ持った才能ではなく、意識と技術の問題です。
| リピーターがつく占い師 | リピーターがつかない占い師 |
|---|---|
| 結論を出す | 一般論で終わる |
| 芯を持って伝える | お客様に迎合する |
| アフターフォローが丁寧 | 鑑定後の関係が途切れる |
| 苦手な相手にも向き合う | 苦手を避ける |
| 知識を常にアップデート | 学びを止めている |
私自身、現在では新規のお客様をお断りして、既存のリピーターの方を中心に鑑定を行っている状態です。ありがたいことに、毎日のようにご依頼をいただく方もいらっしゃいます。これは特別な才能があるからではなく、ここに書いたことを地道に続けてきた結果です。
リピーターの獲得は、占い師としてのキャリアを安定させる最も確実な方法です。一つひとつの鑑定で、お客様のために全力を尽くすこと。それが結果的に、最高の集客になります。
占い師としての基本的な話し方やトーク術については、占い師の話し方・トーク術で詳しく解説しています。また、お客様に選ばれるプロフィールの書き方は占い師のプロフィールの書き方をご覧ください。
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よくある質問
Q. リピーターがつくまでどのくらいかかりますか?
お客様の来訪頻度にもよりますが、ここに書いたことを意識して鑑定を続ければ、3〜6ヶ月で手応えを感じる方が多いです。大切なのは即効性を求めず、一人ひとりの鑑定に全力を注ぐことです。
Q. 電話占いでもリピーターはつきますか?
つきます。むしろ電話占いはリピートが生まれやすい環境です。一度信頼した占い師に繰り返し相談するお客様は、対面よりも電話の方が多い傾向があります。
Q. 値下げはリピーターを増やす手段になりますか?
なりません。むしろ逆効果です。安すぎる料金は、お客様の質を下げてしまいます。価格ではなく、鑑定の質で選ばれることを目指してください。





