占い師になるには必須の話術~「占い師の話したいこと」ではなく「お客様の知りたいこと」を伝える

 占いを伝える際には、言うまでもなくコミュニケーション力が必要です。占いに出ている答えを誤謬なく伝えることは、占い師になるために必須の能力であるといえましょう。なにせ、占いによって正しい未来が見えていたとしても、正しく伝わらなければ占いが外れたのと同じなのです。実際、占いのプロの目線から見れば、占い師の話術とは、占いが当たっているように聞こえさせる話術ではなく、占いの答えを正しく伝えるためのものでしかありません。さて今回は、相手が知りたがっていることを理解して伝えるという視点から、占い師の話術を考えてみましょう。

正しく伝えるためのコミュニケーション力

 占いを正しく伝えるために必要なことは、基本的に普通のコミュニケーション力でしかありません。占いが伝えなければならないことは、人の気持ちや状況、考え方や相性などといった、やや漠然としていて伝わりにくい内容でもありますので、コミュニケーションの基礎力をしっかりと磨くことが大切であるといえましょう。

相手の知りたいことを理解する

 何かを伝えるというコミュニケーションにおいての基本中の基本は、相手の知りたがっていることを理解することです。特に占いは、演説でもナンパでもありませんので、こちらの話したいことを伝えるのではなく、相手の知りたいことを理解して、それを的確に伝えることが最優先です。何せ人の耳は、自分の知るべき情報こそよく聞こえるようにできているのです。占いの場合は占的を絞る段階でも相談内容を的確に把握しなければなりませんので、聞きたいことの理解は最重要課題といえましょう。

「知りたいこと」と「聞きたいこと」

 占いのお客様は、「知りたいこと」と「聞きたいこと」とでもいいましょうか、似て非なる二つの要求を持っているといえます。「知りたいこと」とは文字通り、お客様が必要としている情報です。その知りたいことをに関する情報を占いの視点から得るために、占い師に鑑定を依頼しているわけですので、これは正確に理解しなければなりません。

 もう一つ、「聞きたいこと」と表現しましたのは、占い師によって勇気づけられる励ましの言葉や、安心感を得るための言葉のことです。これは占い結果の情報というよりも、占い師の人柄を伝えるための言葉であるといえましょう。こうした言葉はお客様の耳に入りやすく、それと連動する情報も一緒にしみこんでいきます。話をよく聞いてもらうためには、相手の興味を引くことが大切ですが、占いにおいては、こうした「聞きたいこと」を巧みに使って注目を集めることも有効な戦略です。

相手がわからないことを前提にする

 自分が話す内容について、相手は何も知らないということを前提にして話を構成することも大切なことです。例えば「恋人は他の女性と会っているけれど浮気をしているわけではない」という鑑定結果があったとしましょう。この時、占い師の側で勝手に彼が他の女性と会っていることを相談者も知っているという前提で話をしてしまうようなことがよくあります。

 当然わかっているだろうと占い師が考えることは、お客様にとっては当たり前の前提とは限りません。この例でいえば、「他の女性と会いながら浮気をしない」というパターンがあり得ることさえも暗黙の了解にしてはいけないのかもしれません。当然わかるだろうと占い師が判断してしまったことこそが、相談者の知りたいことだったということは珍しくありません。占いの結果のすべてを全く無知な赤子にもわかるように伝える試みが、占いを正確に伝えるという結果につながっていきます。

専門用語をどうするか

 占いをしていれば、結構頻繁に専門用語が出てきます。筆者も本職は占星術師ですので、本気でホロスコープの占いをしようとすれば天体に関する専門用語がついつい出てしまうこともあります。こうした専門性の高い表現をどうまとめるかも占い師が考えるべきことの一つです。

専門用語も一つの演出と捉える

 これは賛否両論が分かれるところでしょうが、占い結果を導くための前提として占術の専門用語が出てくることは、占い師としてのミステリアスな演出の一つとして一定の効果はあると思います。易占いで出てきた卦を読み上げれば、それは意味がわかるかどうかの問題ではなく格好良く、占いを受けている気分に浸ることができます。

お客様が求めているのは占いの説明ではなく未来の説明

 電話占いの実技試験官を担当していた際にしばしば遭遇したのが、終始タロットカードの説明をなさる占い師さんでした。どんなカードが出ているかという位のことをあっさりと説明してくださる分には、演出としての効果もあるかもしれませんが、鑑定全体が出ているカードの読み取りだけに終始してしまうと、どうしても話について行けなくなってしまうことがあります。

 対面鑑定ならともかく、少なくとも電話占いにおいてお客様が求めているのは占いの答えです。その答えが正しいものであるなら、どのような方法で導かれたものであるかは関係がないと考える人も大勢いらっしゃいます。カードの説明だけに終始してしまうと、聞き手と話し手の感覚の乖離が大きくなり、結果的に伝わりにくい占いになってしまう恐れがあります。

結論は平易に

 専門用語を並べ立てすぎることは、占い師とお客様の距離を生み出してしまうリスクもあります。彼の気持ちは「運命の輪」の気持ちですと言われても、さっぱりわかりません。結論を導くまでの話には専門用語を出して演出したとしても、最終的に伝えるべき占いの結果には専門用語を残さないのがスマートであるといえましょう。占いをしていると、どうしてもその占いの要素が示す素敵なロマンを語りたくなる瞬間があります。しかし、そうした「占い師の話したいこと」が、必ずしもお客様の心にしっくりと響くとは限らないのです。

五十六謀星もっちぃ

10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。老舗の占い館の史上最年少占い師などを経て、現在は占い師養成講座を主催。延べ5万人を鑑定。占い師の採用試験の実技審査員を400件以上担当。テレビや雑誌などメディア出演多数。著書に『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)がある。

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