占い師という仕事は、体力をあまり使わない仕事ではありますが、決して楽な仕事とはいえません。なにせ人の人生を占う仕事です。肉体的な疲労は少なくとも、精神的な疲労を感じてしまうことは結構あります。もちろん、観光地などで環境が悪い中何時間も鑑定すれば、体力的にも疲れ果ててしまうこともあります。今回は、占いに疲れてしまったときに読むブログと題しまして、占い師が疲れてしまう原因や対処方法について考察してみたいと思います。
なぜ占いをすると疲れるのか
占いをしていて強い疲れを感じることはしばしばあります。一日仕事をすれば疲れることも当たり前のことではありますが、さしたる仕事量がない日であっても、医用に疲れてしまう日もあるものです。まずは占いをするとなぜ疲れるのかを考えてみましょう。
そもそも会話は疲れるもの
占いとはあまり関係のないことではありますが、会話をすること自体が結構疲れることです。特に相手がお客様であって気を遣わなければならないなら、それはなおさらのことです。会話がエネルギーを消費することの証拠として、体重が55キロの人が1時間の会話をすると、86kcal消費すると言われています。これは30分のウォーキングに相当するカロリーです。ほとんど体を動かさずに話をするだけでこれだけのエネルギーを消費するわけですから、どれだけ脳が疲労するかは想像に難いことではありません。
当たっているかどうかを意識して疲れる
占いならではの疲れの理由として、第一にあげたいのは占いが当たっているかどうかを意識することによる疲労です。占い師は、自分の占いが当たっているかどうかを結構気にしてしまうものだと思います。そうすると自然、会話の流れに疵がないか、間違いがないかを強く意識してしまうことになり、より疲労が蓄積します。
やりにくいお客様による疲れ
どうしても人には相性というものがあります。たくさんのお客様を相手にする場合には、時として普段以上に疲れを感じてしまうお客様に巡り会うこともあるでしょう。言語の感覚が合わず、普段通りの説明を理解してもらえない場合や、会話のテンポが合わないときに、疲れを感じやすくなることが多いと思います。
スピリチュアルな次元の疲れ
占いの世界においては、「疲れ」という語感に「憑かれ」という概念が混ざっていることがあります。何も怨念によって呪われるという話をしたいわけではないのですが、実際、タロットカードなどの占いは、人の気を集める道具としての側面もあります。そうやって集めた気に飲まれて疲労を感じてしまうことも、占い師ならではの疲れなのです。
疲れに対しての対策の仕方
占いをしていて疲れてしまった場合には、どのようなことに気をつけたらよいかを考えて見ましょう。
無理に仕事を詰め込まない
何より大切なのは、無理に仕事を詰め込まずに適切に休むことであると思います。当たり前のことのように思えますが、お客様を相手にする占いというお仕事においては、これはなかなか難しいことです。何せ相手がいるお仕事です。依頼を受けたときに疲れているという理由だけでお客様を断るのは結構な勇気が必要です。そうした場合に、どこまで受けるかのマイルールをしっかりと定めておくことが大切です。
自分の話したいことを話す
プロの占いは、基本的にお客様のためにお客様の話をする仕事です。相手のことを考えすぎて疲れてしまった場合には、自分の話したいことを聞いてくれる人と会話をするのも疲労回復の鉄板です。こうした話の相手は誰でもよいのですが、しっかりうなずいて聞いてくれる人を探すことが大切であるといえましょう。
不安を解消するすべを持つ
もしかすると、占い師が疲れる理由の中には、様々な不安が見え隠れしている場合もあるかもしれません。自分の占いが示す未来予測が明るくても、お客様に恵まれていて実績を上げていても、それどもどことなく不安が襲ってくることはあるものです。占い師という仕事はそれほどに敏感で繊細な心と隣り合わせであるといえましょう。不安な気持ちは疲れを招きます。こうしたときに最も大切なのは「そのことを考えないこと」です。不安の種になるような問題から目を背けて、何も考えないようにすることが大切です。実力があれば運は必ず味方をするものです。
心地よいインプットを得る
占いの仕事は、基本的に相手の話を聞くことが主題です。占いの結果を伝えることも大切な仕事ですし、人によっては占いの答えを伝えるのがほとんどという先生もいるでしょう。しかし、結果的に占い師が疲労することの原因は聞くことにあるので、同じことでしょう。お客様の話を聞くことは、時として自分にとって興味をそそられない、あるいは自分にとって不快なテーマであることも珍しくはありません。そんな鑑定で疲れを感じたときには、自分が聞きたい情報や音声をインプットすることで癒やされることもあります。音楽はもちろんのこと、興味の限りの時間を過ごして、人生の主役が自分であることを思い出すことによって癒やしを得ることができるでしょう。