今日は、占いの近くて遠い隣人、スピリチュアルな世界のタームを紹介します。五十六謀星もっちぃ自身は、基本的にスピリチュアルの話を鑑定の中心に据えることはないスタンスですが、基本的な理解は持っているつもりです。今回は、クレアボヤンスというものについて、主にドリーン・バーチュ氏の『エンジェルセラピーハンドブック』の内容を参考にしつつまとめてみました。
クレアボヤンス(透視)とは
クレアボヤンスという表現を使うと、外国語のようで、何を言っているのかよくわかりませんが、最も近い日本語表現でいえば透視がこれに該当します。視覚を通じて本来見えないはずのものを見るというこの技術について詳しく見ていきましょう。
全部で四つあるクレアのひとつ
さて、ドリーン・バーチュ氏は、天使の声を聞くには全部で4つの方法があると書いています。本日のテーマクレアボヤンスの他、感覚で理解するクレアセンシェンス、思考として理解するクレアコグニザンス、そして音で理解するクレアオーディエンスの4種類があります。ここでいう天使の声を聞くとは、見えない世界からのメッセージを受け取るという意味で解釈してよいでしょう。いわゆる霊視や霊感、あるいは霊聴のことであると考えても良さそうなところです。
視覚が優れている人が持ちうる力
ほとんどの人は、これら4種類のクレアのうちで、どれか一つ、特に優れた能力が与えられているそうです。それをプライマリー・クレアといいます。クレアボヤンスがプライマリー・クレアである人は、日頃から視覚による情報に頼っているひとであるとされています。人の外見や旅先の風景などを記憶しやすい人は、クレアボヤンスが優れている可能性が高いのです。なお、クレアボヤンスがプライマリー・クレアである人は、クレアセンシェンスに次いで2番目に多いそうです。
クレアボヤンスの具体的な内容
クレアボヤンスとは、肉体の目である左右の目でものを見るのではなく、その左右の目の真ん中にある第三の目、すなわち心の目を使ってものを見る力です。ドリーン・バーチュ氏は、クレアボヤンスを天使を見るための力として説明していますが、一般的には天使だけではなく様々なものを見る力を指しているようです。さらに一般化すれば、心の中に具体的なイメージを描くことそのものがクレアボヤンスの始まりであるそうで、気に入ったインテリアを見つけて自分の部屋にそれを設置した映像を頭に描けば、それはも透視であると考えることもできるそうです。
クレアボヤンスの磨き方
実際に有益な情報源としてクレアボヤンスを使うには、なんとかして第三の目を開眼しなければなりません。第三の目を司るサードアイ・チャクラを通じて世界を見るためのステップを紹介します。
恐れをなくすことが最大のポイント
第三の目を開くために必要な第一のステップは、クレアボヤンスに対しての恐れをなくすことであるとドリーン・バーチュ氏は語ります。怖いものが見えないか、知るべきではない未来を知ることにならないか、あるいは「見える」ことによって周囲から阻害されてしまうのではないか。人の心には、潜在的に多くのクレアボヤンスに対しての恐れがあります。これらを一つずつ克服して、見えることを正当なことであると考えることがクレアボヤンスを活用するための第一歩なのです。
水晶を使って透視する
心から恐れを取り除き、第三の目を使うことに対しての準備が整ったらいよいよクレアボヤンスの始まりです。ドリーン・バーチュ氏は水晶を使用したクレアボヤンスの方法を非常に詳しく解説しています。水晶は古来、スクライングと呼ばれる透視技術によく使われてきました。水晶が持っているパワーを借りて、光学的な視覚とは異なるものを見るという意味では、水晶占いに近い感じかもしれません。余談ですが、水晶玉ってそれだけで占い師っぽくなるいいアイテムですよね。
クレアボヤンスのスクール事情
透視技術を高めるために、オーラとチャクラを浄化するためのスクールというものが存在するそうです。レバナシェルブドラ氏のスクールが特に有名で、13ヶ月も通って技術を習得するそうですが、かなり厳しく難しい講座だそうで、完全に修了できる人は全体の3分の1程度にとどまるとのことです。なお、レバナシェルブドラ氏は1990年代に来日して、日本における透視術の普及を行った功績者として知られています。
*五十六謀星もっちぃがここに紹介したのは、占い師になるには必要不可欠な知識の一つとしてのスピリチュアルな世界の情報です。これらの方法を五十六謀星もっちぃが推奨したり賛同したりしているという意味ではありません。