お客様の誕生日をお祝いするということ~占い師とお客様の距離感

 お客様と接するお仕事をする上で、お客様の誕生日をお祝いすることはとても大切なことです。かの夢の国では誕生日だと伝えればキャストさんがかわいいシールに名前を書いてくれるのは非常に有名です。ちょっとしたことですが、このサービス、占い師というお仕事にも縁が深いものであると考えられます。何せ占い師は、たいていの場合はお客様の生年月日を知っています。今回は誕生日を祝う気持ちと占い師について検討してみたいと思います。

誕生日を祝うサービスの意義

 お客様に対しての対応として、誕生日を祝うというのは、基本的に無条件で喜ばれることです。飲食店などでは、誕生日であることを伝えると何らかのサービスが得られたり、あるいは歌を歌ってくれることもあります。これはうれしいものです。

ANAに寄せられた誕生日に関するクレーム

 比較的金額の安いサービスを受けた際には、誕生日を祝ってもらえることで満足が生じるものですが、ある程度高額なサービスを受ける場合には、誕生日を祝ってもらうことが当たり前になることもあります。ANAのファーストクラスを利用したにもかかわらず、誕生日を祝ってもらうことができなかったことに対する恨みを、旅行口コミサイトの「4travel」に投稿した男性が、ネットニュースで話題になりました。

 誕生日を祝ってもらえないことでクレームをつけることが適切なのかどうかはわかりませんが、高額な料金のサービスを受けるお客様の誕生日を情報として持っておきながら、それを「活用」しないというのは怠慢であると同時に、大変にもったいないことであるように思います。

誕生日は覚えていてこそ価値がある

 ANAのファーストクラスの件では、その男性が誕生日であったことを自ら告げたところ、お祝いのシャンパンとフルーツを提供されたそうです。しかし、男性はそれを喜ばしいこととは思わなかったそうです。大人の男子がワガママすぎるという批判は別として、その男性の気持ち自体は非常によくわかります。誕生日の祝いなど、指摘してしてもらうものではありません。覚えていてもらってこそ意味があることです。

 ある程度以上の水商売の世界では、お客様の誕生日を聞いたら、それを忘れることなどあってはならないことだそうです。それはなぜかといえば、彼ら彼女らが気配りのできる優しい人だからではありません。誕生日を覚えていることが、それほどビジネス的に価値があることだからです。

誕生日のDMは有力な手法

 誕生日に送付するダイレクトメールは、多くの業界で有力な手段であるようです。特に美容室などの接客業ではその効果が高いといえましょう。DMを持参したお客様に誕生日の割引を提供することも効果的なマーケティングとされています。誕生日である自分の特別感を感じること、そして誕生日である自分へのご褒美として、普段よりも高額なサービスが売れる可能性があります。お客様が来店した際には、誕生日であることに触れて接客をすることで、ますます満足を引き出すことができるでしょう。

占いと誕生日

 お客様の誕生日を祝うことがマーケティング的に大きな意味を持っていることは間違いありません。場合によっては占い師もこの方式でお客様の満足度を高めたいところです。今度は占いの仕事に焦点を合わせて、お客様の誕生日を祝うマーケティングについて考えてみましょう。

顧客リストがあるなら積極的に連絡するのも手段

 個人で運営している占い師さんが、あるいは自由にお客様に連絡をする手段がある所属占い師さんであるならば、お客様のお誕生日にメッセージを送ることは非常に有力な手段であるように思います。しかし、はがきなどの郵便物を送る場合は相当な注意が必要です。占いというサービスが基本的には秘密のサービスだからです。美容室であれば、どこかの美容室に通っていることが家族にしれたとしてもそれほど深刻な問題はありませんが、占いを使っていることが家族にしれたら困るという人は大勢いいます。

誕生日に占いにやってくるお客様は

 こちらからメッセージを送るのではなく、誕生日に占いを依頼していらっしゃるお客様に対しては、やはり積極的に「おめでとう」のメッセージを伝えたいところです。特に、観光地やイベントなどで占いをする場合には、誕生祝いに出かけたついでに運試しを求めて占いを依頼する人もいます。そういった人から生年月日を聞いておいて、おめでとうの一言もないのでは注意不足としか言い様がありません。

 ただし、リピーターさんの場合は、内容をよく考えて配慮する必要があります。特に電話占いの場合などはそうで、わざわざ自分の誕生日に電話をしてくるということは、何らかの事情がある可能性を察する必要があるかもしれません。恋人と共に過ごす予定だった誕生日の予定がすっ飛んでしまって、それで占いを求めているかもしれません。もちろん、どんな場合でも誕生日はおめでとうでよいのです。しかし、ある程度テンションに配慮をした方がいい場合もあるかもしれません。

バースデーカードをプレゼントする手も

 対面鑑定の占い師さんであるなら、常に何枚かのバースデーカードを持ち歩いておくのもよいかもしれません。たまたま誕生日当日のお客様が来店したときに、名前を書いてプレゼントして差し上げたら、そのお客様の心を引きつけて、特別な絆と信頼関係を作ることができるかもしれません。

まとめ

 誕生日を覚えていてもらうことは、誰にとってもうれしいことです。接客を伴う仕事においては、可能な限りお客様の誕生日を意識することは大切です。それはもちろん、占いも例外ではありません。ただし、過剰なサービスにならないように注意しなければ、余計な期待を生むことにもなるかもしれません。占い師という仕事の特性を考えれば、祝う気持ちがないときに無理をして誕生日おめでとうと伝えればいいというものではありません。結局は、商業的な視点ではなく、気持ちの問題として祝うことが大切なのかもしれません。

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