
タロットカードを手に入れたものの、「実際にどうやって占えばいいの?」と迷っている方は多いでしょう。
タロット占いの手順は、大きく分けると「準備 → シャッフル → カット → 展開 → 解釈」の5ステップです。特別な才能は必要ありません。手順さえ知っていれば、今日からすぐに始められます。
この記事では、占い業界歴19年の筆者が、タロット占いの基本的なやり方を初心者にもわかりやすくステップバイステップで解説します。
タロット占いを始める前の準備
占う場所を整える
テーブルの上を片づけて、カードを広げられるスペースを確保してください。タロットカードは一般的なトランプより大きいため、ある程度の広さが必要です。
テーブルの上にクロス(布)を敷くと、カードが滑りにくくなり扱いやすくなります。専用のタロットクロスでなくても、清潔な布であれば何でも構いません。
占う前に「何を知りたいか」を決める
ここが最も重要なポイントです。タロットカードを引く前に、「自分は何を知りたいのか」を具体的に言葉にしてください。
たとえば「恋愛運を知りたい」では漠然としすぎています。「今の彼が最近冷たい理由は何か」「告白するべきタイミングはいつか」のように、具体的な問いに落とし込みましょう。
この問いの設定(占的設定)が曖昧なままカードを引くと、出たカードの意味が広すぎて解釈が定まりません。逆に、問いが具体的であれば、カードの意味を自然にひとつに絞り込むことができます。
問いの良い例と悪い例:
- 悪い例:「彼との相性は?」→ 漠然としていて、何を見ればよいかわからない
- 良い例:「彼が連絡をくれない本当の理由は?」→ カードの解釈を具体的に絞り込める
タロットカードのシャッフルの方法
問いが決まったら、カードをシャッフルします。シャッフルの方法にはいくつかの流派がありますが、ここでは最も一般的な方法を紹介します。
ウォッシュシャッフル(かき混ぜ式)
78枚のカードをテーブルの上に裏向きに置き、両手で大きくかき混ぜます。トランプの「ヒンズーシャッフル」のように手の中で切る方法もありますが、タロットカードはサイズが大きいため、テーブルの上で広げてかき混ぜるのが最もやりやすい方法です。
シャッフルしている間は、先ほど決めた問いを心の中で意識してください。「彼が連絡をくれない本当の理由は何だろう」と考えながらカードを混ぜます。
十分に混ざったと感じたら、カードを一つにまとめます。
シャッフルの時間や回数に決まりはない
「何分シャッフルすればいいですか?」という質問をよく受けますが、明確な決まりはありません。「十分に混ざった」と自分が感じたタイミングで止めてください。目安としては30秒〜1分程度で十分です。
タロットカードのカットの方法
シャッフルが終わったら、一つにまとめたカードの束をカット(分割)します。
基本のカット方法
- まとめたカードの束を、左手で3つの山に分けます
- 3つの山を、最初とは違う順番で1つにまとめ直します
カットの山を3つにするのが一般的ですが、2つや1つでも構いません。これも流派によって異なりますので、自分がしっくりくる方法で行ってください。
カットは「最終的なカードの並びを確定させる」儀式的な意味合いがあります。深く考えすぎず、直感的に行いましょう。
タロットカードの展開(スプレッド)
カットが終わったら、いよいよカードを展開します。展開方法(スプレッド)にはたくさんの種類がありますが、初心者はまず2つだけ覚えれば十分です。
ワンオラクル(一枚引き)
カードの束の一番上から1枚だけ引いて表にします。最もシンプルなスプレッドで、初心者の練習に最適です。
1枚のカードで問いに対する答えを読み取ります。「今日の自分へのメッセージ」「この問題の核心は何か」など、焦点を絞った問いに向いています。
スリーカードスプレッド(三枚引き)
カードの束から3枚を引き、左から順に横に並べます。
- 左のカード: 過去(問題の背景・原因)
- 中央のカード: 現在(今の状況)
- 右のカード: 未来(このままいくとどうなるか)
ワンオラクルに慣れたら、次はスリーカードに挑戦しましょう。時間の流れに沿ってカードを読む練習になります。
タロットカードの解釈の基本
カードを展開したら、いよいよ解釈(リーディング)です。
カードの絵柄をよく見る
まずはカードの絵をじっくり観察してください。どんな人物が何をしているか、背景にはどんなものが描かれているか、色使いはどうか。
テキストの暗記に頼る前に、絵から受ける印象を大切にしましょう。「なんとなく明るい感じ」「閉じ込められている印象」など、直感的な感想でかまいません。
問いに照らしてカードの意味を絞る
ここで最初に設定した問いが活きてきます。
たとえば「塔」のカードが出たとします。塔には「崩壊」「突然の変化」「衝撃的な出来事」「気づき」など、さまざまな意味があります。
もし問いが「彼が連絡をくれない理由」なら、「彼の中で何かが突然変わった」「彼にとって衝撃的な出来事があった」という方向で解釈できます。問いが具体的だからこそ、カードの意味を自然に選べるのです。
正位置と逆位置
カードが上下正しく出たものを正位置、逆さまに出たものを逆位置と呼びます。一般的には、逆位置はそのカードの意味が弱まる、遅れる、歪む、裏側の意味が出るなどと解釈します。
ただし、逆位置を使うかどうかは流派や個人の方針によって異なります。初心者のうちは逆位置を使わない(正位置のみで読む)のも良い方法です。まず正位置の意味をしっかり理解してから、逆位置に挑戦しても遅くはありません。
Prophetess Tarotでは、逆位置のON/OFFを切り替えられるので、自分の学習段階に合わせて使い分けてください。
タロット占いの手順まとめ
タロット占いの基本手順を整理します。
- 場所を整える — カードを広げられるスペースを確保
- 問いを決める — 何を知りたいか具体的に言葉にする(最重要)
- シャッフル — 問いを意識しながらカードをかき混ぜる
- カット — カードの束を分割して戻す
- 展開 — スプレッドに従ってカードを並べる
- 解釈 — 問いに照らしてカードの意味を読み取る
最初から完璧なリーディングをする必要はありません。大切なのは、毎日少しずつ練習を積み重ねることです。
自分の解釈に自信が持てないときは、タロット道場AIを使ってみてください。カードと問いを入力すると、AIが別の視点からフィードバックを返してくれます。自分の読みとAIの読みを比べることで、解釈の幅が広がります。
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タロット占いのよくある疑問
占う頻度はどのくらいがいい?
毎日のワンオラクルは最も効果的な練習方法のひとつです。朝に1枚引いて、夜にその日の出来事と照らし合わせてみてください。この「振り返り」がリーディング力を伸ばします。
同じ質問を何度も占い直すのは避けましょう。結果が気に入らなくて繰り返し占うと、かえって混乱します。一度出た答えを信じて、少なくとも状況が変わるまでは同じ問いで引き直さないのがコツです。
他人を占っても大丈夫?
もちろんです。ただし、相手の了承を得てから占うのがマナーです。また、医療や法律に関わる判断をタロットで下すことは避けてください。
タロットの結果は絶対?
タロットカードは「今のままいくとこうなりやすい」という傾向を示すものであり、未来を確定させるものではありません。望ましくない結果が出たとしても、それは「今のうちに対処すれば変えられる」というメッセージだと捉えましょう。
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著者紹介
五十六謀星もっちぃ / 占い業界歴19年。10代で占い師デビュー後、対面鑑定や電話占い、占星術の連載や多数のメディア出演を経験。著書『五十六謀星もっちぃの占星術講義』(説話社)は占い大学公式テキスト。延べ5万人を鑑定し、250人以上の占い師を育成。





