今回は、臨床検査技師のお仕事についてご紹介します。
臨床検査技師の世界
臨床検査技師は国家資格を有する医療スタッフです。名称はそれほど一般的に知られていないかもしれませんが、誰もが一度は臨床検査技師のお世話になるほどに生活に浸透している仕事であるといえましょう。占い師になるには、この仕事の内容や適性を抑えておいて損がないと思います。
仕事内容は
誰もがも血液検査や尿検査を受けたことがあると思います。そのとき、採取した検体を誰が調べるかを考えたことがおありでしょうか。実は、この検体を調べるのが臨床検査技師の仕事です。また、心電図やエコーなどの機械を使った生体検査を行うこともできます。ただし、レントゲンは放射線技師と呼ばれる別の技師が担当します。
資格習得方法と期間について
臨床検査技師の仕事に就くには、国家資格である免許を得る必要があります。その免許を得るには、大学で所定の単位を修得するか、もしくは専門学校で3年間学ぶ必要があります。その後試験を受けて合格すれば臨床検査技師になることができます。
この資格、実は医師や弁護士のような業務独占資格ではなく、「臨床検査技師」という名称だけを独占するものです。従って法律上は、この資格がなくても臨床検査技師と同様の仕事を行うことはできるのです。ただし、現実的には無資格者を採用してくれる医療機関が日本国内には存在しないので、事実上は資格が必須であるといえましょう。
占い師目線のチェックポイント
臨床検査技師の世界について、占い師の目線から必要なチェックポイントを見ていきましょう。
残業が多く忙しい仕事
この仕事はそもそも残業が多く忙しい仕事であるといわれています。業務本体の忙しさに加えて、日進月歩の医療の世界においては、検査の方法や機器も次々に進化します。そういうことがあるたびに、新しい知識を吸収する必要があり、勉強にも相当な時間を必要とするのです。臨床検査技師は多忙であると考えてよいでしょう。
待遇や将来性! 年収はどれくらいか
臨床検査技師という資格自体は、これからもどんどんとその需要が高まっていくと考えられています。チーム医療という言葉の元、医師を中心としてそれぞれの専門性を持った医療スタッフが一丸となって仕事をする現代の医療現場において、臨床検査技師の果たす役割は大きくなっています。これからも医療の進歩に伴い、扱うことができる機器や、臨床検査技師が必要な場面が増えていくことが想定されます。
厚生労働省の調べによれば、臨床検査技師の年収は470万円ほどです。決して悪い数字ではありません。AIの普及後にどうなるかの見通しは曖昧ですが、占い師としてはそれなりに積極的に若者に勧めても良い仕事ではないかと考えられます。
ステップアップの道
他の多くの医療系の仕事と同様に、臨床検査技師も資格を取ったらそこでゴールという仕事ではありません。研修医のようなインターン制度はないのですが、学校を卒業して資格を取った後数年間は、医療機関において修行をするようにして実務になれるステップが必要です。
その後は、自分の専門性をさらに高めて、細胞検査士や緊急臨床検査士、超音波検査士などの認定資格の取得を目指すというステップアップの道も用意されています。臨床検査技師転職相談においては、専門性の方向を判断材料に加えるとよいでしょう。
臨床検査技師の適性は?向いているのはこんな人
臨床検査技師は基本的に理系の仕事です。医療工学という学問分野を納める必要がありますし、血液検査などを行うには、冷静かつ誠実な検定能力が求められます。当然ながら適当な感覚で判断するわけにはいきませんので、実直さが必要不可欠な仕事であるといえましょう。また、血を見ることが苦手な人はこの仕事には向いていません。
女性が7割の職場!
臨床検査技師の試験の合格者の8割は女性で、実際に現場で働いている人数でも7割が女性です。看護師などの他のコメディカルスタッフと比較して、夜勤が少なく安定して仕事を続けることができます。結婚や出産後も元の職場で働き続けやすいことが、女性人気の秘密です。また、採用する側としても、実際に患者さんに接する検査を担当するスタッフを獲得する際には人間性が温和、気配りのできる女性スタッフを求める傾向があります。
出会いや恋愛のチャンスは?
病院勤務の場合は、男女ともに出会いのチャンスは比較的豊富であると考えられます。男性の臨床検査技師は職場内結婚をする場合が多く、その相手は看護師が多いようです。また、女性の臨床検査技師も、病院に出入りする様々な職業の人との出会いがあります。基本的にメディカルスタッフはモテます。