占いに役立つ職業と資格の豆知識~看護職編

 占いをする上で、各種職業に関する知識が必要になる場面は珍しくありません。例えば、事情があって2年で何かの資格を取って仕事をしたいと考えている人がいたとして、その人に准看護師の資格は勧めて良いのでしょうか。こういった事前知識は占いの精度に影響する場合もあります。このシリーズでは占いに役立つという観点でいろいろな職業を紹介していきたいと思います。

 シリーズ第一回の今回は、特に占いのお客様に多く見られる職業である看護職について説明します。

看護職の世界

4種類の職種

 看護職とは、保健師助産師看護師法という法律によって定められた仕事で、人々の健康で質の高い生活を支援するための職種の総称です。具体的には、保健師・助産師・看護師・准看護師という四種類があります。

 保健師とは、健康教育や保健指導を行い、地域の健康増進のために働く仕事です。助産師は妊婦に対しての看護に特化した職業で、日本では女性のみに受験資格があります。

資格習得方法と期間について

 シンプルに言えば、それぞれ専門の学校にフルタイムで通って、看護師で4年(もしくは3年)、准看護師で2年と覚えておけば良いでしょう。

 看護師になるためには、看護高等学校、看護専門学校、看護短期大学、もしくは看護系の学科が置かれている大学において3000時間以上の養成教育を受けることで受験資格が与えられます。

 多くは4年制の大学で学び、一般教養を含めた幅広い知識を持って看護師を目指します。4年制の大学の場合はカリキュラムの組み方によって、保健師や助産師の受験資格を得ることも出来ます。短大の場合は3年で卒業できますが、近年は学校が減少する傾向にあります。

 また、中学卒業時に看護師養成課程のある高校や看護高等学校に進学すると、5年間の学習で高校の卒業資格と看護師の受験資格を得ることができます。 この場合だと、年齢的には最短の20歳で看護師になることができます。

 准看護師の場合は、准看護師学校等で1890時間以のカリキュラムを修了すると受験資格が与えられます。最短2年で資格を取得することが出来るため、他業種からの転職希望者が、看護職の入り口として選択する場合もあります。

 なお、特殊な例として自衛隊の中で看護師の教育を受けることが出来るシステムもあります。

准看護師のシステムと将来性

 そもそも准看護師という資格は、戦後の混乱期に看護師の人数を急増するために作られた資格です。看護師が国家資格なのに対して、准看護師は都道府県知事免許ですが、仕事事態は取得した都道府県だけではなくどこでもすることが出来ます。仕事の内容は基本的に看護師と准看護師でそれほど大差はありません。しかし、給与については1~2割ほどの差が生じます。

 国の考え方としては、近い将来に准看護師の制度を廃止して看護師に一本化したいと考えている動きがあるそうです。現在でも、10年以上の勤務実績がある准看護師は、通信教育を受けることで正看護師になることが出来るようになっています。

占い目線のチェックポイント

看護師の労働環境

 看護師の労働環境は、勤め先の病院によってかなり変動してしまいますが、基本的は相当な激務です。とりわけ緊急外来の夜勤などは過酷を極める仕事であると言います。

 基本的に女性の多い職場でもあり、人間関係の善し悪しが労働環境に強い影響をもたらすのは想像通りです。仕事がしやすいかどうかは、一緒に仕事をする医師によっても影響を受けます。医師が治療方針をしっかり定めて、強く指示する能力を持っていないと、看護師をはじめとしたコメディカルスタッフは行動の指針が定まらずに苦労することになります。

 一般に看護師は、医者の部下のようなイメージで見られることもありますが、実際には医師とは別分野の医療行為に当たる高度な専門職です。看護師の平均年収は500万円前後ですから、普通のサラリーマンより高収入といえます。

看護職のステップアップ

 准看護師から看護師になるというのはわかりやすいステップアップですが、正看護師にも目指すべきステップアップと、キャリアの方向性という概念があります。資格として保健師や助産師を取得して、普通の看護師とは別分野で仕事をするステップアップも一般的ですが、高度に専門化が進む今日の医療現場では、専門性を追求して認定看護師を取得するというステップアップもあります。認定看護師は、救急看護分野や感染管理分野など、2020年現在で全19分野(2019年度までは21分野)あります。

看護師の転職

 看護師の転職は基本的に売手市場です。深刻なマンパワー不足が叫ばれていることもあり、離職時には気を遣うかもしれませんが、新しい職場を探す際にはそれほど苦労することはありません。

 転職のサイクルが早く、長く同じ所にとどまる看護師は比較的少ないかもしれません。それ故に転職の相談が多い職種であるといえます。転職の際には、人間関係だけではなく、専門性をどこの分野に求めていくかを考えることや、ライフワークバランスをどのように求めているのかをヒアリングすると、より適切な占いが出来るでしょう。

看護師の恋愛状況

 職場の環境によって様々ですが、看護師は基本的に出会いの少ない仕事です。2009年の厚生労働省の調べでは、看護師の未婚率は全体平均の倍近い数字になっています。これはもちろん、一概に看護師の労働環境によるものだけが原因とはいえませんし、看護師に限らず年収の高い女性の未婚率は高い傾向があります。しかし、占いの視点ではこれは重要な情報といえます。

 また、「ナースではたらこ」さんの『看護師さんの職場恋愛事情!』のアンケートによれば、職場内での恋愛を経験した人は看護師全体の約半数で、そのうち更に半数は医師との恋愛であるそうです。一般的なイメージでも、医師とナースの恋愛は想像しやすいところですが、実際に結婚に結びつく例は少数派であるようです。

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