恋愛がスタートしているのかどうなのかわからない、曖昧な関係。ちゃんと告白をして付き合いがスタートしている場合には、文句なくはっきりした関係ですが、大人の男女の場合は必ずしもそうとはいえない場合があります。こんな状況での男性心理について考えたところを述べてみたいと思います。
恋愛に告白は必要なのか
皆様は恋愛をスタートさせるときに、すべて告白をしてから始めているものでしょうか。「曖昧な関係」という表現を聞くと、いかにもズルい男性心理が働いている印象を受けます。しかし、その言葉から受ける悪い印象は、果たして本当にその恋愛の実情を表しているでしょうか。
恋愛データあれこれ! ハッキリしない関係の割合は?
TOKYO FMの番組「Skyrocket Company」さんの調べによると、約6割の人が、告白をされないままに曖昧な関係になったことがあるそうです。さらに詳しく見てみると、20代の男女ではその割合が半数程度ですが、40代の男女では7割以上が曖昧な経験を経験しているようです。
また、スマートフォン向けカップル専用アプリ『Couples』のユーザー約3500名に対するアンケートでは、交際スタート時の告白について、以下のようなデータがあります。
ここからわかることは、自分たちが付き合っていると認識しているカップルにおいても、30代以下で1割、それ以上では2割前後がどちらからも告白しない状態で関係をスタートさせているということです。
ディズニーのプリンスは僕と付き合ってくださいとはいわない
こうしたデータから見ても、曖昧な関係であって付き合っている訳ではないと思っているカップルのなかにも、告白はなかったものの、実際には付き合っているのと同等な関係の人が、相当数潜んでいるのではないかと考えられます。
ディズニーの王道ファンタジーにおいて、主人公はしばしば恋に落ちますが、愛の告白をしっかり受けて、はっきりと交際をスタートさせたプリンセスは何人いるでしょうか。即日プロポーズされるシンデレラは別としても、明らかに愛を共有した二人には告白など必要ないのではないでしょうか。
「曖昧な関係」イコール「付き合っていない」とは限らない
どちらかがはっきり告白したわけではないということを理由に、関係性が曖昧なのだと思い込んでしまっている人が相当数いることを意識しなければ、正しい占いができない場面があるかもしれません。曖昧な関係という相談を受けた場合には、どれくらい曖昧な関係なのかを占うことからスタートする必要があります。
曖昧な関係になっている理由別の占い師の考え
曖昧な関係という状況に対して、その実質の状況別に占いの着眼点を考えてみたいと思います。
事実上付き合っているけれどはっきり言っていないだけ
どちらからも告白をしていない上に、「私たち付き合っているのよね?」などといった確認をすることをためらっている人はたくさんいます。なぜそんなことをためらうかといえば、それは万が一、「付き合ってなんかいないよ! 俺告白してないじゃん!」などと言われてしまったらどうしようという恐怖があるからです。
占い的な着眼点で、実際に二人が愛し合っていることがわかったなら、その恐れを取り除く言葉をかけて、恋愛を次のステージに進める作戦を一緒に考えます。それはもちろん、はっきりさせることではなく、結婚することです。
ワザと曖昧な関係にしているズルい男性心理
そうはいっても中には、実際にずるい考えを持っている人もいます。はっきり付き合ったら結婚のことを考えなければいけないのがいやだと思っている男性や、あるいは女性側からの行為があることを悪用して都合よく振る舞っている男性もいます。
こうした男性心理に立ち向かうのは簡単なことではありません。何せこの場合、残念ながらその女性は彼から本気で愛されているわけではないからです。相手が本気になれば、この関係を覆すことができるわけですが、それは簡単なことではないのです。こうした関係性からの脱却の方法については、水野敬也氏の『スパルタ婚活塾』が参考になります。
やむなく曖昧にしている誠意あるパターン
意外なことに、わざと曖昧な関係にしている場合であったとしても、その理由が誠意である場合もあります。例えば、女性側の気持ちや要望に応えることができないことをよくよく理解していて、自分と付き合うことによって彼女の未来が阻害されると思って心配している場合などがあります。
このような場合には、シンプルに男性側の問題点を占いであぶり出し、それを乗り越えることができそうだと思うなら、一緒に頑張ろうという気概を女性側から示すようにアドバイスすると、曖昧な関係から一足飛びに結婚に向かっていくこともあり得るでしょう。