霊感と占術の違い~習得方法やわかること

 前回、占い師になるには霊感が必要かというテーマで記事を書きました。今回はその続編的な立ち位置で、伝統的な占術と霊感の技術的な違いや、わかる内容について、詳しく検討してみたいと思います。

霊感は個人の能力、占術は占い師の共通財産

 霊感と占術の最大の違いは、その技術が個人だけのものなのか、あるいは共有可能なのかという点にあります。料理に例えると、ジビエなどの希少な食材の持ち味を野生の勘で引き出す調理法が霊感で、伝統的な食材を丁寧に計量した調味料で味付けする料理が占術です。あるいはプロレスに例えると、レスラーの筋肉量で勝負する投げ技が霊感で、理論でマスターする関節技が占術です。

霊感の定義は占い師によって違う

 霊感という表現で一般的に一口に語られますが、その見え方や見える内容、わかる未来などはことごとく霊能者によって違います。また、同じ人であっても、場面場面に応じて見えてくるものが異なる場合もあります。霊感を定量的に分析することはできないので、霊感とはこういうものだという定義をつけることができないのです。また、例外もありますが、ある人の霊感を他の人に教えて共有することはできません。

 プロレスでいえば、相手の体つきによって飛ばせる距離が違うようなもので、相談内容の相性によっては、場外ホームラン級の大当たりをすることもできますし、逆に全く深入りできない場合もあります。

占術の知識は共有可能

 伝統的な占術は、その占術によってわかることや占いの内容を、客観的に説明することが容易です。占星術では性格がわかり、タロットでは気持ちがわかるというように、明瞭に説明することができます。そして、その占術の理論は、他の占い師と共有することができます。ここでいう共有可能とは、ちゃんと教われば誰でもマスターできるという意味です。一子相伝の秘術だから共有できない占術などは考えないものとします。

 プロレスで、どこの関節をどの方向に伸ばせば相手にダメージを与えられるかは、上手に教われば誰でも学習することができます。よほどにて足が短い人でなければ、その技でいつでも同じように人を痛めつけることができるわけです。

占術は占い師の共有財産

霊感と占術でわかることの違い

 霊感と占術によって、わかることについて、一般的にいえることは多くありません。なぜなら霊感でわかることの範囲が決められないからです。しかし、それでは何の参考にもならないので、どのような違いがあるのかを、少し厳密な専門家の目線で考えてみたいと思います。

占術が対象にできるテーマはある程度決まっている

 占術が知識として成立しているものを前提にしている以上、占術が出す答えには、ある程度幅があります。例えば、宇宙人と人類が出会ったとして、乙女座生まれの地球人とペガスス座生まれの火星人との相性がいいかどうか、西洋占星術で占うのは無理です。そんなことは想定していないため、占術の理論に組み込まれていないからです。これに対しての答えを出すことができるのは優れた霊感だけかもしれません。

占術は一般化した知識であるため抽象的

 占術の示す答えは、特定の個人だけではなく、ある程度広い範囲の人に対して適切な回答になるように作られています。それ故に、性格や状況の説明がある程度抽象的になってしまうことは避けられません。占星術の教科書に「この星座の人は4歳の時にけがをした左足の影響で18歳の時に進路の変更を余儀なくされて、それによって最高の結婚相手に出会うでしょう」とは書けません。これを言い当てるには、占い師の卓越した経験か、あるいはやはり霊感が必要かもしれません。

わかりやすい比較で説明できるのが占術の利点

 霊感は様々な形がありますのでなんともいえませんが、霊感では、目の前のお客様と、直接会ったことがない人との比較をすることが難しいといえましょう。占術は、生年月日さえわかれば、あったことがあろうとなかろうと、自分だろうと織田信長だろうと同じように占うことができます。例えば、獅子座の女性のビジネスを説明するとして、代表的な獅子座の女性のビジネスマンであるココシャネルの例を出すようにして、伝えたい状況を適切に他者に例えることができるのは占術のメリットの一つです。

占い師にとっての技術研鑽の方法の違い

 シンプルにいえば、占術は勉強して学ぶ必要があり、霊感は最初から持っていることが基本的な前提になります。両者を習得する方法の違いについて少し詳しく考えてみましょう。

霊感の高め方

 占いの世界で活躍する霊能者の方は、幼い頃に生死をさまようような出来事があって霊感に開眼したり、先祖伝来の力を引き継いでいたりすることが多く、自発的な修行で霊感を高めた人は少数派であるといえます。

 霊感を磨くためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。例えば、ドリーンバーチュ氏の『エンジェル・ライフ—「天使を感じる力」を高める方法』によれば、スピリチュアルの世界において、アメリカでは霊能者は肉食を避けることが一般的だそうです。また、アジアでは伝統的に滝や自然の厳しい環境に身をさらして、人間の潜在的な力を高める修行が行われてきました。

占術の磨き方

 占術を磨くには勉強をする必要があります。その勉強は、浩瀚な書籍に当たるもよし、星の数ほどある講座に参加するもよし、五十六謀星もっちぃにコンタクトをとって個人レッスンを受けるのもよしです。いずれにしても努力は裏切りません。学べばその分だけ、占いの的中という形でリターンを得ることができます。

 また、プロとしてさらに高いレベルで占術を極めるためには、すでにある知識を学ぶだけではなく、実占経験の中でより実地的に自分の占術を学ぶことが大切です。占いのテーマは感情や状況などといった定量的ではないものですので、それを理解して言い当てるためには、占術に対しての文脈的な深い理解が必要なのです。

どこまでも学べるのが占術の魅力

 占術の研鑽はいつまでもどのレベルまでも深めることができます。スタートダッシュの段階では霊感が有利に思える部分が多いのですが、占星術師のノストラダムスを含めて、過去の偉大な予言者の多くはロジカルな占術をマスターしていました。最高レベルの占い師になるには、占術の勉強を真面目に続けることはとても大切なことであると考えます。

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