尊敬する私小説作家の日乗を真似て、電話占い師としての日々の生活を記します。通常業務の日は、朝の9時から13時まで電話占いで仕事をして、その後4時間の休憩を取って、17時から21時まで働いています。この日記は、その4時間の出来事と夜の慎ましやかな晩酌が主題です。
11月16日(土)
通常業務。土日は書店周りをするわけにいかないので、蓄積していた雑務をこなし、自宅で精力的に活動する。仕事終わりの夜に、久しぶりの寸暇としてメダルゲームをして遊ぶ。
11月17日(日)
前半のみの待機。夜は恵比寿の焼き肉屋さんで楽しいディナー。とかく好き嫌いのない私ではあるが、好物は生肉である。ここの生肉はとてもおいしい。焼き肉屋という看板でありながら一番おいしいのは生肉かもしれない。さりとて、さっと焼いたシャトーも至極の美味。
11月18日(月)
前半のみの待機。夕方まで雑務をこなし、夜は渋谷のアベマタワーへ。日本占いコンテンツ協会の総会が行われたのでそれに出席。久々に再会する先生や、これまでSNS上だけの交流だった先生、そして占いのコンテンツを作っている企業の紳士たちに面会。素晴らしいひとときを過ごす。
11月19日(火)
待機なし。実に一年ぶり以上となる横浜方面の書店周りへ。川崎を皮切りに、横浜市内に入って効率よく書店を巡る。そして、かつて暮らしていた関内駅に降り立ち、周辺を散歩しながら中華街へ。横浜の町は、ただ歩くだけで青春の切なさが押し寄せるような浮揚感がある。中華街では、恩人である溟白龍先生をはじめ、中華街在籍時代に仲良くしていただいた何人かの先生に面会する。夜は若い日に毎日のようにランチを食べていた梅林閣で中華。
11月20日(水)
通常業務。横浜のときめきを引きずりながら、中華街時代に同じ店で机を並べた一之瀬先生と東京でランチ。やはりカレーを食べる。先生の占いには不可思議を超える特別な力を感じる。
11月21日(木)
通常業務。昼休みに手紙を書いたり、たまった雑務を処理したりなどして、気分転換の散歩として夕方からヨーカドーへ。
11月22日(金)
非常に重要な打ち合わせを行う。気分がやや揺れ動いたため、急遽電話占いのスケジュールを入れて、仕事をする。占い師は常にお客様との会話の中で救われるものであると実感。
11月23日(土)
通常業務。たくさんメールをするべき先があるなか、途方も無い睡魔にそそのかされ、昼寝をする。寝疲れを知らぬ赤子のように眠り、生まれたての子鹿のようにふらふら立ち上がる頃には、すでに休憩時間は終了していた。夜はメダルゲーム。
11月24日(日)
通常業務。ブログに関連する勉強を行う。ITの技術は日々進歩している。現状では全くついて行けていないので、工夫が必要な様子。夜は、久しぶりに低温調理作ったチャーシュー。冷蔵庫で冷やして食べると鳥もさえずる声を止めて夢中になる味。
11月25日(月)
通常業務。昼はブログ関連の勉強。全然ブログがかけていないが、いろいろと考えるところがあり、書店を回って本を見物。愛好するダイアミンのキラキラ光るインクにぴったりと噂のペンを購入。カクノという格安万年筆であるが、これはインクがつまらない。ラメ入りのインクを少し高めの万年筆に入れるのはかなりの抵抗があるためちょうどよい。
11月26日(火)
待機なし。終日読書。久しぶりにまともに自分の時間を過ごすことができた。
11月27日(水)
通常業務。各種メールなど書き、ブログの学習。
11月28日(木)
通常業務。休憩時間は、神楽坂にオフィスを構える占い業界の有名な経営者さんと情報交換。大変に貴重なお話を聞いて勉強になる。人形焼きがおいしかった。帰り道、自分の乗った夕刊フジを購入
11月29日(金)
待機なし。ビデオ通話の質を向上させるために新しいカメラを購入。ウェブカメラとしては高級な部類。とてもなかなか高画質で満足するも、マイクの音質が今ひとつな感じ。早速上等なコンデンサマイクを見繕う。占い師はビデオ通話であっても、その鈴のような声でお客様を元気にする義務を負っているものである。
11月30日(土)
通常業務。前半が多忙で、予定していた業務が終わらずに苦心。来月のイベントに備えて、クリスマス風のシャツ作りを行う。