一電話占い師の日乗 2020年12月後半

 尊敬する私小説作家の日乗を真似て、電話占い師としての日々の生活を記します。通常業務の日は、朝の9時から13時まで電話占いで仕事をして、その後4時間の休憩を取って、17時から21時まで働いています。この日記は、その4時間の出来事と夜の慎ましやかな晩酌が主題です。
一電話占い師の日乗

12月16日(水)
通常業務。Prophetessのプログラムを調整する。占星術のアスペクト計算のプログラムを一新することで、異なる円の間でのアスペクト表示が可能になった。夕方以降は翌日の講座に備えてゆったり過ごす。

12月17日(木)
アルカノンセミナーズさんでの講座。今回はお客様のテンションを上げるための鑑定スタイルについて、多角的に考察した結果をまとめた講座。「アゲ鑑定」のやり方というテーマだけで3時間語ったもので、この先、これ以上アゲ鑑定について考えることはないだろうと思われるほどに考察したもの。人を幸せにする占いについて、現段階で考えられるテクニックをすべて詰め込んだ講座。

12月18日(金)
待機なし。半休のごとくのんびり過ごす。

12月19日(土)
通常業務。調べ物多数のため、久しぶりに図書館で資料収集。コンピュータによる計算量を生かした新しい占星術の技術的な基礎研究を始める。これは今までにない占星術のアイディアで、これを思いついてプログラムを書くことができる占い師は世界にもそうはいないだろうと自画自賛する内容。

12月20日(日)
通常業務。資料解読やプログラムに没頭。夕方までにプログラムを終えて電話占いをこなしてからM1を見る予定だったが、プログラムの作業が終わりきらなかったことと、そしてなにより開幕開始前の特番も見たいと思い夕方からの電話占いはサボった。焼売とウィンナーを食べながらM1を観戦。ニューヨークと錦鯉は非常に面白かった。

12月21日(月)
通常業務。占星術の研究とプログラムを行い資料を作成。デジタルコンテンツ系の占い業界関係者に、この新しい占星術のアイディアをプレゼンし好評を得る。20代のうちはがむしゃらに新しいことを考えて時間を費やしたが、最近では出先を考えずに時間を投じる余裕がない。若い頃にボロボロになるまで読み込んだ『ホラリー占星術』の著者である有名占星術師、いけだ笑み先生にお声がけいただいて、同じく占星術師のとりさんと私の妻と4人でゲームのオンライン対戦をした。ソクラテスから卓球の誘いを受けるような気分である。実に楽しく盛り上がった。

12月22日(火)
休日。午前に歯医者に顔を出し、もとい歯を出した後、買い物へ。妻と一緒に久しぶりの池袋訪問。年末年始に向けての買い物がほとんど滞っているという現状を打開するべくデパート巡り。今年は引きこもりの寝正月を予定しているため、家で良いものを食べる魂胆である。池袋のデパートには、ぐっとくるような楽しいものが少なかったこともあり、本来の目的を半ば忘れてサンシャインへ。沖縄料理のランチを食べてナンジャタウンへ。
ここには、占者ストリートという知る人ぞ知る占いのゲームがある。プリクラのような機械に500円を投じると、映像の占い師が現れる。画面に従って生年月日などを入力すると結果用紙が出力される仕組みである。数年前までは、親しい先輩占い師の機械もあったが、今では台数が半分程度に削減されてしまった。寂しく思いつつも記念に「銀座の父」の鑑定を得た。その後は、やはり正月の買い物が必要とのことで、日本橋の三越へ。

12月23日(水)
通常業務。昼にマッサージで今年の疲れを落とす。その後、夜まで新しい占星術のためのプログラムの基礎技術を研究。夕方からコンテンツがらみの打ち合わせ。終日多忙。

12月24日(木)
通常業務。原稿を執筆の後、年賀状の作成を行う。ギリギリの作業となったが、しかし年賀状を送るのは、時代的にいい加減迷惑なのではないかと思い始めているのであるが、どうしたものか。

12月25日(金)
待機なし。朝から原稿を少し書いて、年末に向けた仕事の調整などを行う。新しいコンテンツの準備などで夕方まで多忙。その後、食品の買い出しへ。ケーキを求めて町をさまようことに。セブンイレブンでは、特にコラボもないケーキがひときれ1000円だった。ピエールエルメとのコラボなら我先にともぎ取って買って帰るが、最近のセブンイレブンは上げ底問題などで信用ならないため見送った。結果、時間ギリギリにサイゼリヤのファミリーティラミスをテイクアウトすることで決着。里にはろくなケーキ屋がない。夫婦で過ごすクリスマスは、Tボーンステーキと鴨のロースト、そしてサイゼリヤでついでに買った甘辛チキンをおいしいシャンパンとともに楽しんだ。

12月26日(土)
通常業務。読書と研究に追われる一日。終日地味。

12月27日(日)
通常業務。次に推薦するデジタルコンテンツの監修者が決定。各種連絡と、正月休みの前にめどをつけるべき研究のために多忙。

12月28日(月)
通常業務。新しい占術に関する基礎的なプログラムの方向性が定まってきた。ロジックが明確され、必要なファイルの入手も完了したため、年内の目標はことのほか早く達成。夕方、私のホロスコープソフト、Prophetessの外部提供に関する打ち合わせ。実は無料版のProphetessは、各種サービスへの転用が可能な見本品としても機能している。

12月29日(火)
待機なし。年内最後の待機のない一日であるが、あまりやることがない。ビジネス系の打ち合わせの相手はみんな休みに突入し、年末年始の原稿もすべて提出し終えた今、するべきことはなくなったのである。改めて、自分の仕事は人間関係であるということを意識する年末の一日。

12月30日(水)
通常業務。年末の仕事は電話鑑定のみぞ残されしと悟り、待機時間を少し延長して取り組む。果たして普段よりは少々需要が伸びたようにも思える。しかし、電話占いに全力を注いでいた頃と比べると暇である。それなら私も早く休めばいいのだが、そうしないのは稟性が勤勉にできているためであって、決して貧乏性ではない。ただ、この状況を鑑みて、正月休みは例年の3が日のみではなく、5日までに延長した。年末の買い物の締めくくりとしてスーパーへ。

12月31日(木)
仕事納め。年内最後の一日まで仕事をするのは、占い師になって以来の伝統である。年内の締めの鑑定は、商業的な意味だけではなく、お客様とのコミュニケーションとしても重要な意味を持っているのである。昼過ぎまで鑑定の後、昨日の買い忘れを補給しにスーパーへ。その後は、朝までテレビを見るために少し昼寝をしてから、年末の準備。我が家の伝統となっている牛そぼろ稲荷を30個作り、重箱に詰める。
19時頃から大晦日が始まる。紅白を背景に、おせちを食べ始めるのは、ふるさと北海道のしきたりであるが、思えば実家にいたときはこうしなかった気もする。我が家では4人前を2人で食べるので、正月の朝から食べたのではとても間に合わないのである。去年まではずっと賛否両論だけのおせちだったが、今年は、賛否両論の他、中華の薦田さんとイタリアンの有名シェフの三巨匠共演のおせちになった。黒酢ソースのかかった甘いチャーシューは非常に美味であった。ミーハーグルメの私であるが、2020年は有名店には一つも行かずじまいだったものであるが、これで栄養がとれた。年越し蕎麦用に剛毅なそばつゆも用意があったが、これを食べないところまでが我が家の年末の風物詩である。

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