ストレスと怒りを溜めない占い師になるためのアンガーマネージメント

 アンガーマネージメントという言葉あります。アンガー(anger)とは怒れる心のことです。怒りを上手にマネージメント、すなわち管理することをアンガーマネージメントといいます。今回は占い師になるために重要なアンガーマネージメントの方法を考えたいと思います。

占い師になるためのアンガーマネージメント

霊感を高めることよりも大切なストレス対策

 正直言って、占い師として人の話を何時間も聞き続ける仕事をしていると、ストレスがたまることやイライラすることがあります。人と話す仕事である以上、これは仕方がないことでしょう。この感情を上手に抑えることができると、霊感を鍛えるよりも、あるいは占術を学ぶことよりも、占いを職業にする上で役に立ちます。

占い師の仕事は感情労働

 肉体労働や頭脳労働などという言葉の仲間に、感情労働という表現があります。肉体労働は筋肉によって作業をして報酬をもらい、頭脳労働はその知識や経験を元に成果を上げて報酬をもらいます。感情労働というのは、顧客の感情を満たすために、自分自身の感情をコントロールすることで評価を得る仕事です。占い師の仕事は、部分的に感情労働としての側面があります。

お客様は占い師の表情を見ている

 お客様は、占い師の表情をよく見ています。電話であれば声の調子をよく聞き分けようとなさいます。何と言ってもお客様は、自分の相談内容について、占い師がどのように見ているのかを少しでも深く知りたいからです。占い師が困った顔をすれば、結果が悪いと判断し、優しい顔をすれば、自分の未来は明るいと思うものなのです。

怒りは占い師としての評価を下げてしまう

 そんな繊細な心で占い師の顔色を見ているお客様に対して、心の底で怒りの感情をたぎらせようものなら、それはすぐに伝わると思わなければなりません。占い師の怒りを感じると、お客様はそれ以上の相談をしにくくなってしまいます。そして、冷たい占い師という評価を下してしまい、最悪の場合はネットに書き込まれてしまうこともあります。

怒れる占い師は傲慢に見えてしまう

 占い師の怒りは、場合によっては傲慢で高飛車な人柄という印象を与えることにつながってしまうかもしれません。納得いかないことに対してのイライラを無理に閉じ込めながら、トゲのある言葉でお客様に接してしまうと、相当に高圧的に見えてしまうのです。これはキャラクター演出やブランディングにも影響してしまいます。

お客様を嫌いにならないことが大切

 ストレスとイライラをコントロールする前に、占い師がお客様を嫌いにならないようにすることが先決です。どうしてもイライラしやすいお客様がいる場合には、次のようなことを考えてみてください。

価値観の違いを認める

 まず一つは、お客様と占い師の価値観に違いがあることは仕方がないということです。占いの仕事は恋愛や仕事などといった生活に関わる重要事について、一歩踏み込んだ話をするものです。当然ながらお客様と価値観が違うことはたくさん出てきます。特に、お金に関することや不倫に関することなどではイライラが起こりやすいですが、そういった部分は生年月日に結びついた宿命としてある程度諦めて、認めた上でアドバイスをする必要があります。

コミュニケーションの問題で行き違う場合もある

 占い師としては、アドバイスをしっかり聞き入れてくれないお客様にはイライラしやすくなってしまいます。一生懸命に研鑽した占術の答えに否定的な態度をとられるのは、確かに面白いことではありません。しかし実際のところは、話を聞いてくれないのは、結果やアドバイスを聞く気が無いからではなく、人の話を素直に聞き入れるのが苦手な性格だからというのがほとんどです。そんな人は口ではあれこれ言いながらも、内心ではアドバイスを理解しているものです。

占い師における具体的なアンガーマネージメント

 これらのことを踏まえて、占い師の仕事を続けるためのアンガーマネージメントの具体的な施策を考えてみたいと思います。

怒りの本質とアンガーマネージメントについて学ぶ講座

 怒りの本質については、私もいずれ別記事でまとめるつもりです。実はアンガーマネージメントについては、それを専門に研究している日本アンガーマネジメント協会というものがあります。心理学的な立場から怒りを分析して、怒りを抑えるための方策を教える講座が多数開講されているようです。イライラがひどい場合には、こうした講座も参考になるかもしれません。

優しい占い師になることを目指す

 占い師は頼られています。占い師に対して懐疑的な態度をとったり、失礼な態度をとったりするお客様もいることは確かですが、その根底には占い師に甘えたいという気持ちが眠っている場合もあります。むしろ、どんなに酷い接し方をなさるお客様であっても、占い師の対応次第で必ず心を開いてくれると私は断言します。

 怒りを抑えて我慢するということではなく、怒りでチャンスを潰さずに、じっくりと話を聞いてすべてを受け入れてあげる優しい占い師になることを目指すのが、占い師にとって最も理想的な感情の押さえ方であると思います。こうして難しいお客様の心をつかんだ瞬間、感情労働としての占いの強烈なやりがいを感じることができます。その成功体験を重ねれば、お客様への怒りを抱くことはだんだんとなくなっていくはずです。

五十六謀星もっちぃと
話してみる!

占いのプロとして活動する五十六謀星もっちぃに、様々なご相談ができます!