これももしかするとスピリチュアルな世界の表現ということになるのかもしれませんが、本日紹介しますのは、現代の妖怪と恐れられるエナジーバンパイアです。又の名をエネルギーバンパイアともいいます。これは言葉通り、人のエネルギーを吸血鬼のごとくに吸い取ってしまう存在のことです。エナジーバンパイアという概念の概略を紹介しつつ、対処方法を考察してみたいと思います。占い師になるには、エナジーバンパイアの対応もとても重要な意味を持ちます。
エナジーバンパイアの正体
エナジーバンパイアとは、人外の妖怪のような名称ではありますが、ここで紹介するのはお化けでありません。見かけ上は普通の人間と同じで、都会に田舎に普通に暮らしています。彼らはどんな生態なのか、もう少し具体的に見ていきましょう。
人のモチベーションや元気を奪う人
他人のやる気や気力を吸い取る人というのがエナジーバンパイアの最も端的な説明です。会話をしたり、時にはメールのやりとりをするだけでどんどんとエネルギーがなくなってしまう人がいるはずです。本人には自覚症状がなく、自分が人のエネルギーを奪っていると気づいていない場合がほとんどのようです。実際の吸血鬼とは違い、かみつくことなく、ただ存在して関わるだけで元気を吸い取ってしまいます。また、他人の元気を吸い取っても彼らの元気は増えません。
如何にしてエネルギーが吸い取られるか
ネガティブな話で人のモチベーションを下げたり、他人の喜びに水を差すような言葉を投げかけることは、エナジーバンパイアの代表的な手法です。単純に暗い性格で人の気分を台無しにするタイプのエナジーバンパイアも存在しますが、最も恐ろしいのは負けず嫌いなタイプのエナジーバンパイアかもしれません。人が自分よりうまくいっていることに対して本能的な嫌悪を感じて、その人を低く表現する癖があるタイプのバンパイアは、最も多くのエネルギーをスポイルしてしまいます。また、自分の体調不良などを大げさにアピールして、注目や心配を集めようとするかまってちゃんタイプのバンパイアも存在します。
タイプ別エナジーバンパイア対策
ここまでも軽く紹介してきましたが、エナジーバンパイアには実に様々な種類があります。そうした種類ごとの傾向と対策を事前に練っておくことも、占い師になるには有効な準備の一つです。基本的には縁切りしてしまうことが大切で、無理に関係を続けると、無駄に体力を吸われ、損な末路を迎えることになります。
高圧的なエナジーバンパイア
高圧的な態度をとることは、エナジーバンパイアの特徴の一つといえましょう。自信があるようなそぶりでやけに堂々と振る舞い、他人に対しても自分と同じように強く振る舞うことを期待しているような人は、一緒にいる人を疲れさせる傾向があります。このような人は、自分と似たような振る舞いをすることが、あたかも人生の正解であるかのように振る舞いますが、そんなものに惑わされる必要はないのです。このようなタイプのバンパイアに対しては、とにかく期待に応えようとしないことが効果的です。相手がどんなに高圧的な振る舞いをしたとしても、こちらはこちらのペースで、普段通りの行動しかとらないことが最善手です。
ネガティブなエナジーバンパイア
何から何まですべてをネガティブな言葉でラッピングして、美しい世界を台無しにしてしまうタイプのバンパイアもやっかいなものです。こうした人々に対しては、シンプルながら話を聞き流して無視するのが最善手です。中には、自分の吐き出すネガティブなお節介が、役立つアドバイスであるかのような振る舞いをするおっさん系バンパイアも存在します。しかし、そういった人のほとんどは、人にアドバイスをする資格のないような負け組であることをよく見抜いてください。残念な人が放つネガティブな妄言に振り回されないことは、貴重なエネルギーを自衛するための有力な手段です。
共有したがるエナジーバンパイア
何もかもを人と共有し、常に誰かとつるんでいないと気が済まないタイプの人も、多くの場合、人のエネルギーを奪うエナジーバンパイアです。おトイレについてくるおばさんのように、遠慮なく人の領域に入り込んでくる人もこのタイプの人は、人を疲れさせる天才です。このタイプの人は、自分のプライベートに対しても必要以上に関わってほしいと望む場合があります。そして明らかに他人に相談するべきことではない下着のチョイスのことなど、どうでもいい話題まで人と共有しなければ気が済まないのです。こんな人に対しての対処ももちろん無視することです。しかし、それだけでは相手がわかってくれないこともしばしばあります。なぜなら、このタイプのエナジーバンパイアは、ASDを併発している可能性が高いからです。やんわり突き放してもわかってくれない場合は、ルールとして入り込んでよい範囲を明確に示すことがお互いのためである可能性が高いといえましょう。
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